缶コーヒーからの気づき

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ビジネス・マーケティング
UCCミルクコーヒーが、「色彩のみからなる商標」に登録された。
「茶・白・赤」という三色の組み合わせに高い識別能力があるとされ
申請から4年をかけて登録された。
記事元 「UCCコーヒー“あの3色”が商標登録 表に見えない真の価値」


缶コーヒーの缶の色に違和感を感じていた。
でも、こんなこと考えるのは私だけかもしれないと思い書くことを躊躇していた。それを今日は書いてみようと思う。

缶コーヒーのプルトップを開けて、コップに中身を注ぐことはまず無い。
ブラックにしても、カフェオレにしても色を想像しないでそのまま缶から飲んでいた。

ホットでもアイスでも、陶器やグラスで飲むときは実際に目で見ることが出来る。無意識にそのコーヒーの色も楽しんでいた。
でも、缶コーヒーではそれが出来ない。
だから妙な不安定感を抱えていた。

ブラックは黒色で、カフェオレはUCCのミルクコーヒーの缶のイメージで
中身を頭の中で想像していた。
口にするものなのに、その色が見えないというのは考えると不安感が増す。

それなら、ペットボトルを選べと言うことになるが、ペットボトル越しのカフェオレの色はどうしても美味しそうに見えない。

缶の色から、味ではなくシーンを想像することもある。
赤の「ワンダモーニングショット」は朝専用をうたい文句にしている。
この時赤色から味を想像するのではなく、朝の「始まる気分」を創造している。水色の「エメラルドマウンテン」は、冷え冷えを増幅させる。冬よりも暑い夏のキャンプで飲みたい。

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もちろん味の好みもある。ブランドもある。でも缶コーヒーの色やデザインは、他の商品よりも選択への影響が大きいような気がする。

だから、中身の不安を払拭するような色やデザインでありたい。

ブラックコーヒーのイメージは本当に黒一色でいいのか?
どういう黒色がいいのか?これも考えてみると面白い。


「こんなことは自分の仕事には関係ない」と思ったらすべてはそれで終わってしまう。でもお客さんはあなたの商品やサービスも買うし、缶コーヒーも飲む。すべては繋がっている。必ずヒントが見えてくる。そう思って私はちょっとした気づきを積み上げている。

缶コーヒーについてもうひとつの気づき・・・

プルトップを開けて唇にあたる部分、ここに何か新しい工夫が出来ないか?
味を高める凹凸や突起など・・・
コロナ渦において衛生面でも何か出来ないだろうか。


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