「インテリというのは自分で考えすぎますからね、そのうち俺は何を考えていただろうって」車寅次郎

今年に入ってから、コロナの蔓延によって、行動が制限されテレワーク等、自宅で仕事をしたり、TVやネットを見る時間が増えている方が多いと思います。

閉塞された状況が続くと、なんとなく頭が重く、カラダがだるいという状態になっている人も多いのではないかと思います。

また、夜、寝る前とかにに不安が襲ってきて、それが止まらなくなるとか、地味にマインドが削られている方も多いのではないでしょうか？

何度も言いますが、こんな状況でこそ抽象度を下げずに前頭前野優位の人間脳を維持できる人がチャンスをつかめます。

どんな状況でも、必ず道はありますし、ビジネス一つをとっても稼いでいる人、会社はあります。

で、こういう状況で抽象度を下げず、ゆるゆると過ごすための超シンプルなヒントをお伝えします。

①インターネットのニュースやTVを見る時間を減らす。

(引用ここから)

インターネットの世界でのビジネスを単純化すれば、広告媒体としてのネットユーザーたちにいかに「クリックしてもらうか」です。

そのために個々の検索の傾向を収集し、それに合わせて関心のありそうな情報や広告を提供します。それは元々、ユーザー全体の好みを分析した情報がベースになっています。

ですから、個々のユーザーの画面には、かなり高い確率で本人が関心を示すような、必要としているような広告を効率よく表示させることができるのです。

つまり、ユーザー本人としては、毎日ネットの世界と接し、新しい情報を補給しているつもりが、しばしば自分の嗜好を基に構成された、自分好みの偏った情報が示されているだけであるのです。

私たちがネットで新しい知識を得た、新しいニュースを知った、と思っていても、実はそれはフィルターにかけられた情報ばかりで、自分の世界は非常に限定的であるかもしれないということを、意識する必要があるでしょう。

ネット企業や広告主は、別にあなたに満遍なく情報を得てほしい、バランスよく世界を知ってほしいと思っているわけではなく、いかにたくさん「クリックされるか」をシンプルに追及しているだけだからです。

(引用ここまで)

P143、P144 「人は、なぜ他人を許せないのか？」中野信子

人は、なぜ他人を許せないのか?

中野 信子

Amazon（アマゾン）

今の閉塞した情報の中、メディアはただネガティブなニュースを繰り返している状態です。

特にインターネットはあなたがそういうニュースを検索すればするほど、それを追撃してくるように、同じような情報をこれでもかと流し込んできます。

特に家にいるとどうしても、スマホやパソコンでニュースを見てしまうことが多いと思いますので、あえて、そういう情報をシャットアウトするのは一つの手です。

②肩甲骨を下げて、空を見上げる。

これは、シンプルですがかなり効果があります。

現状のようにネガティブなニュースが氾濫して、社会全体が動物脳優位になると気を付けていても、あなたの心は疲弊して、体はガチガチになっています。

ちょっとしたことでパニックになって、人に対して攻撃的にもなってしまいますし、ご家族内でもトラブルが起こったり、クライアントからのクレームが入ったりということも起こりだします。

それを受けて、また、マインドが下がって、体ががちがちになるという悪循環に陥ってしまいます。

そういうときは、背中側を意識に上げて、肩甲骨を下げることで、肩こりの元である僧帽筋上部がゆるみ、体全身がゆるみます。

そのまま、首を上に向けて、空を見上げてください。

下に下に下がっている抽象度を、物理的に上を向くことで上げることができます。

1日1回は外に出て、空の下でやるのがベストです。

めちゃめちゃシンプルですが、自分がどれだけちじこまっていたかが良くわかるはずです。

③見たかった映画、本、マンガ、を見る、読む。

家にいる時間が増えると思いますので、この機会に読みたかった本や映画やマンガなどを一気に見てしまうというのもありです。

ネガティブなニュースやTVを見るより、良質なコンテンツに接する方が100倍良いです。

僕はこの機会に、以前から見たかった映画「男はつらいよ」を一気見しています。笑。

(引用ここから)

インテリというのは自分で考えすぎますからね、

そのうち俺は何を考えていただろうって、分かんなくなってくるんです。

つまり、このテレビの裏っ方でいいますと、配線がガチャガチャにこみ入っているわけなんですよね、

ええ、その点私なんか線が一本だけですから、まァ、いってみりゃ空っポといいましょうか、

叩けばコーンと澄んだ音がしますよ、なぐってみましょうか

（引用ここまで)

第17作目の『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』（1976）より 車寅次郎のセリフ

＊少し前に、最新版の映画に合わせてサントリーBOSSのＣＭにもなりましたね。

寅さんがぽつぽつと話す言葉には、なぜか引き込まれる力があります。笑いあり、涙あり、こういう状況にはもってこいの映画です。

＊ネットフリックスで見れますが、17作目がまずはおススメです。

現実逃避と言われたらそうかもしれませんが、見方を変えると、

こういう機会がないと今後、絶対に見ることがなかったかもしれない、

過去の名作に触れるチャンスです。

たった1つの映画や本、マンガがあなたの人生を変えます。

どんな状況でも楽しく、前向きに過ごすことはできますし、今は、あせらず自分自身の人生やゴールを見つめなおし、あなたが本当に好きなこと好きだったことを、この機会に過去の名作に触れながら思い出して見てください。

人生長いので、ゆるゆるとゆっくり行きましょう^ ^ 

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