会社でやりたいことができない、させてもらえない、やりたいことがみつからない、雑用ばかりさせられるなど、仕事には不満がある程度出てきます。
もっと華やかな仕事をしたい、もっと楽しい仕事をしたい、そう思う人もいます。
でも、できれば40になるまではいろいろやってほしいのです。やってみないとわからないこともありますので、最初から嫌だと思わないで、やりたい仕事じゃないと決めつけないでやってほしいのです。
新人のうちは、または上司がいる間は、やりたい仕事なんてまず回ってきませんし、やってみないことにはそれがやりたかった仕事かどうかなんてわからないものです。
何もしないのに「やりたい仕事が見つからない。」と言って仕事をしない人も出てきました。短期でもいいのにやってみればいいのに・・・と思います。
コンビニのレジが楽しくて仕方ないという人もいます。勝負の世界が生きてる感じがするという人もいます。全く収入にならないのに舞台の世界にいたいという人もいます。目立つ仕事は一切したくないという人もいます。世の中いろいろなのです。そして最初からその仕事に出会ったわけではないのです。
試してもいないのに20代や30代のうちに自分のやりたいことなど見つかるわけがありません。
それまで何もやってこなかった人が、40になっていきなり「あれやりたい」と思っても、やりたいことをカバーする他の力が足らないので、やりたくてもできないで結局諦めることになるということに早く気が付いて欲しいのです。
例えば、それまで会社で嫌々ながら雑用をこなし、営業がやりたいのに経理になり、嫌々経理をやって、やっと営業になったと思ったら先輩が嫌な奴で、それでも営業は好きだからと思って頑張ったけどダメだった。という人は、会社を出て自分で店を出して営業しようと思った時に、経理もできるし、嫌な客のあしらいもできますし、接客はもちろん好きだからできる。会社にいた時の人間関係もあるので、お客さんになって一回は来てもらえます。
でも、それまでに何もしなかった人は、店を出したいという気持ちだけでは、どうやって店を出せばいいのか、店を出したらどうやって売ればいいのか、どうやって集客すればいいのか、わからないのです。
どうぞ40歳になって本当に好きな事をやりたい人は、40歳になるまでにどんどんやってくるものをこなしていくことです。なんでもやってみることです。それをやっていれば、少なくとも40歳になっている頃には「やりたくないこと」は見つかっているはずです。後は残った候補からやりたいことをやってみるのです。40歳までの土台が大きいほど、やりたいことは強固なものになっていきます。
ぜひ多色な20代30代を!