第29回:顧客にもう一押し!が大事

記事
学び
解析ツールとテクニックについての章が終わり、いよいよ最後の章です!

データを分析したら、次はそのデータをマーケティングに活用してみましょう。「リマーケティング」を活用すると、GAのデータをもとに特定のオーディエンスを定義し、そのオーディエンスをターゲットとしてマーケティングキャンペーンをうつことができます。

リマーケティングの概念

リマーケティングとは、過去にウェブサイトを訪れたユーザーをターゲットとして、Google広告を表示できる機能のことです。ウェブサイトを訪問したものの、購入には至らなかったユーザーにリマーケティングをし、商品を購入してくれるように誘導することができます。

設定方法

リマーケティングをオンにする
 リマーケティングを有効にするには、GAのプロパティ設定で広告向けの機能を有効にする必要があります。管理タブを開き、トラッキング情報・データ収集の順にクリックし、「リマーケティング」と「広告レポート機能」をオンにします。

ユーザーリストを作成する
リマーケティング機能を有効にしたら、属性が共通しているユーザーをターゲットに設定できるようユーザーリストを作成します。ユーザーリストは、アナリティクスを導入し、リマーケティングのトラッキングコードを有効にしているウェブサイトを訪問したユーザーのブラウザのCookieから作成されます。このとき、ユーザーがCookieを削除出ていると、リストからは除外されます。

ユーザーリストを利用すると、リストに含まれるユーザーに広告のターゲットを設定できるようになります。ウェブサイトの特定のページを訪れたユーザーなどに絞ることができます。

ユーザーリストを作成するには、管理タブのユーザーリスト設定から作成できます。既存のユーザーリストがあるので、そのなかからユーザーリストの定義を選択します。

広告配信期間を設定する
次に、ユーザーに広告を配信する期間を設定します。
ユーザーリストをさらに絞るには、セグメントをインポートするとできます。

ユーザーリストが設定できたら、適用をクリックし、設定を保存します。ユーザーリストは、GAのアカウントにリンクしているGoogle広告などに自動的に反映されます。

アナリティクスのユーザーリストは、検索広告向けリマーケティングの要件を満たしている場合、Google広告アカウントでGoogle検索広告向けリマーケティングとディスプレイリマーケティングの両方に適用できます。Google検索広告のユーザーリストを利用するには、最低1,000人のユーザー登録が必要です。Googleディスプレイネットワークもユーザー属性ディメンションである年齢、性別、インタラストカテゴリが含まれるユーザーリストは検索広告向けリマーケティングには利用できません。


このように、新規ユーザーを獲得するだけではなく、既存のユーザーに購入を促すことも大事だと分かりましたね

次回は効果的なターゲット設定についてです。



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す