【朗読の定期便】ジェットストリーム朗読 朗読BAR物語#1 作者朗読【作業用/睡眠用】ショートショート

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おはようございます。こんにちは。こんばんは。ブログを閲覧いただきありがとうございます。

 youtubeにて「語り部朗読BAR」というチャンネルを運営しております。
 自身で小説を書き、声優さんに朗読していただいたものに動画編集をして公開しております。
 今回は、作者自身の北条むつき朗読でございます。


 今回ご紹介の朗読動画は、80年代に流行った深夜の音楽ラジオ番組、ジェットストリームをパロディしながら、朗読していく展開の今回のお話です。
お話自体は、完全オリジナルでございます。
 良かったら聴いていただけると嬉しいです。

・朗読動画もご用意しております。
・文字をお読みになりたい方は、動画の下に小説(文字)がございます。
◉ジェットストリーム朗読:オープニング台詞

「遠い地平線が消えて、深々とした夜の闇に心を休める時、遥か雲海の上を、音もなく流れ去る気流は、たゆみない 宇宙の営みを告げています。満天の星をいただく果てしない光の海を、豊かに流れゆく風に 心を開けば、煌く星座の物語も聞こえてくる、夜の静寂の、なんと饒舌なことでしょうか。光と影の境に消えていったはるかな地平線も瞼に浮かんでまいります。これからのひと時。北条むつきが、あなたにお送りする朗読の定期便。ジェット語り部朗読BARストリーム。皆様の、夜間飛行のお供を致しますパイロットは、わたくし、北条むつきです」。

◉朗読BAR物語
#1:爽快な朝を迎える朗読BAR

作者・朗読:北条むつき

「ああ、今日も疲れたなあ…。明日は休みだし、一人飲みでもするか?」

 夜遅くに、仕事が終わり、飯より酒が恋しくなった俺は繁華街の路地を曲がる。すると何やら怪しげで、興味を惹かれる看板があった。

「語り部・朗読BAR? 変わった名前のバーだな。どう言う店だ? ただのBARなのか? それとも……」

 少しその名前に違和感と興味深さを感じ……。

「いっちょ行ってみるか!」足はそのBARへと向いていた。

カウベルを鳴らし店内に入った。


 中は意外広く、賑わいを見せ、軽快な音楽が鳴り響く。
 そして薄暗い店内にバーテンダーの声が響く。

「いらっしゃいませ。お客様は当店初めてですね?」
「あっ、ああ、そうだが……ここはBARなのかい?」
「ええ、ここは語り部・朗読BARと行って、朗読や不思議なお話や音を楽しむバーです!」
「朗読や不思議話!? 今時珍しくないか?」
「ええ、流行りはしないですけど、廃れもしません。聞けば、今宵はいい夢が見れますよ!」
「そっそうなの?」
「ええ、結構お客様に評判ですよ!」

 何だか怪しい感じがしたが、そのバーテンの言葉に少し興味が湧いた。

「お客様もいかがです?まだ少しですが、空きはありますよ?」
「あっ、ああ、ありがとう」
「では、奥の席、朗読席へどうぞ!」

 ものは試しってことで、バーテンの指示に従った。
 何やら本を片手に一人の女性が現れた。数名の客が並ぶ席の前にたち、その女性は会釈をして、語り部と言って物語を話し始めた。

 酒が回って来たのか、それともその朗読が心地いいのか、急に眠気に襲われる。どうしようもない眠気にバーテンに会計を指示しようとしたら………。

 気づけば朝……。自宅のベッドの上でぐっすり眠っていたようだった。
 妙にすっきりとしていて、昨日の疲れなど何処へやら。
 昨日どうやってBARから戻ったかなど覚えていなかったが、この心地よさはとてもいいと思い、今日も出先の帰りにあの語り部・朗読BARに寄ることに決めた。


◉ジェットストリーム朗読:エンディング台詞

「夜間飛行の、ジェット機の翼に点滅するランプは、遠ざかるにつれ、次第に星のまたたきと区別がつかなくなります。お送りしておりますこの音楽が、美しくあなたの夢に溶け込んでいきますように。北条むつきがお送りした朗読の定期便、ジェット語部朗読BARストリーム。夜間飛行のお供をしましたパイロットはわたくし、北条むつきでした。 ではの記憶に残る「代表作」を遺《のこ》した。人生における、仕事における、君の代表作は何か。また次回お会いしましょう」。

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