トラウマに対して催眠は何をできるか

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コラム
「あれは5年前。職場での集団パワハラ事件。被害者であるわたしは、されるがまま、言われるがままだった。そして今でも、その時の記憶が不意によみがえてって呼吸は苦しくなり、物にあたり、そして叫びたくなる」

なんてトラウマは誰でも持っているのではないでしょうか?

そして、

あの時、なんで反論できなかったんだろう?
あの時、なぜ反撃できなかったんだろう?
あの時なぜ、わたしの体は硬直して声も出せなかったんだろう。

という後悔がいつも自分を責めます。

ところが、この「体硬直した」とか「声が出せなかった」という、いわゆる「フリーズ」は、あなたにとってあなたを守るための正しい判断だったのです。なぜなら、あなたはまだこうして生きているのだから。

では、なぜ、その時の記憶についてトラウマのようにフラッシュバックが起こるのか。

「あなたがそろそろその時の記憶と向き合い、その時のあなたを肯定しうるのでは」と、あなたの肉体が不随意に(無意識に)判断し反応したからなのです。

だから安心してください。

フラッシュバックは、あなたのココロとカラダの「耐性」が育ち始めた兆しなのだと。

こうしたトラウマに対して催眠は何ができるか?

記憶の書き換え等の手段がありますが、それ以前に自律訓練法や筋弛緩といった自己催眠によって、トラウマをフィジカルの方に逃がすやり方もあります。


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