中学受験に資する読書ってなんだろう

記事
学び
中学受験の国語には、いろいろな問題文が登場します。学校での人間関係を扱った小説、環境問題を論じる説明文、江戸時代の暮らしに触れる歴史的な文、インターネット時代のコミュニケーションに関するエッセイなどなど。

それらの問題に対応するには、文章の内容を素早く理解し、出題者の意図を的確に読み取って解答する必要があるのですが、語彙力や幅広い教養的な知識があるに越したことはありません。そのためにはやはり、ある程度幅広い読書が必要になってきます。では、どんな読書をすれば良いのでしょうか。

まずは活字になれることなので、漫画でも小学生新聞でも構わないので、子どもがたくさん活字に触れる環境に持っていくことが大切です。そして、そういった地ならしが済んだら、以下のような観点から本選びをしてはどうでしょう。具体的には

・小説
・歴史
・科学

などの分野ごとに良書を選ぶことです。

さらに受験戦略的な読書をするなら、以下のジャンルにも注目したいところです。

・IT
・哲学

 ITと哲学はなぜ必要なのか?実は、最近の国語の問題で「インターネット社会における自己とは何か?自己と他者との関係はどう考えればよいか?」という内容の出題が複数見られるのです。

SNSなどで会ったことのない複数の人たちと交流する自分。LINEで学校の友達とグループを作って交流する自分。Eスポーツで自分とは別のキャラクターを使って戦う自分。といった具合に、インターネット社会、デジタル社会においては複数の「自己」を使い分けて生きていくことになります。その中での本当の自分とは何か。いや、そもそも本当の自分というものが存在するのか。

機会があれば、それぞれのジャンルで具体的な書名をあげながらオススメ本を紹介していきたいと思います。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す