石川佳純さんは、昨日のTV番組「まつもtoなかい」に出演されていましたね。
「現役を終えて、これから第二の人生をどう生きるか模索中」みたいなことを
おっしゃっていました。
では、算命学上では、彼女はどのように生きると宿命と一致して、自分らしく生きることが
出来るのでしょうか。少しひも解いていきましょう。
彼女の宿命の特徴
①生年天中殺
こちらは、宿命天中殺の1つで、
極端にどちらかに偏りやすい
平均的に生きることが難しい
非常に純粋で人に騙されやすい
という特徴がございます。
そして、
周囲に振り回されない強いこころを持つこと。
自分を冷静に見える心
何かだけは誇れるようになれるまで自分自身を剋していくこと
これが生きていくうえで大切になさると良いポイントとなります。
彼女は、オリンピックで活躍するほどストイックに自分を律して頑張ってこられたことは、
ある意味では、日常生活を犠牲にして「偏った」生き方をしてきたわけで、条件にあてはまります。
また、試合でも相手がいるスポーツの為、「周囲に振り回されない心」の課題も向き合ってきたことでしょう。
昨日のTVでも、「相手の威嚇」や「ダブルスとシングルスの試合では、ダブルスで組んだパートナーと30分後にはシングルスで戦わなければならない」メンタルの切り替えが難しいと語っていました。
卓球というスポーツを通じて、この生年天中殺としての課題に取り組んでいたことがよくわかります。
そして、結果として、「メダリスト」という「誇れるもの」を手にしました。相当、自分を律して厳しくされてきたのでしょう。素晴らしい若年期の過ごし方だと思います。
また、生年天中殺の特徴としては、
親とは別に人生を歩む
とにかく目上の庇護を受け、教育を受ける。本人から親を見て、意志力や表現力が通じない。両親の人間性が理解できない。
親の力を借りれない。早くに故郷を離れて他国で生きる。親縁が薄い。
2・3代前に相当な家運の隆盛があって名誉や地位・財力など有形運を得た先祖がいた。その運を終わらせに生まれてきたのが生年天中殺。
生年天中殺のお役目は、先祖からの恩徳を現実から精神へ移行させることにある。
生年天中殺は精神が先行して現実が後になってしまう行動が多いため、周囲から理解されないこともしばしばある。
社会との接点が欠落しているが、そこで精神性を育んで、現実価値観を乗り越える事で人生を歩んでいくと、色々な意味で大きく開かれた人生となる。
とあります。
彼女は元々親縁は薄いため早くから「海外遠征」など親元を離れたと思います。それも宿命と一致しております。
特に父親と運命のシーソーゲームをする星を持っているため、幼少期から「愛ちゃん2世」と言われていた天才少女であったために、父親はかなり運命上苦労されたのだと推測されます。
算命学を知っていると、自分の成功は自分一人だけのものではないと自覚できます。
すると天狗にもならず謙虚に人生を渡れます。
これは占いを当て物として活用するより、とても重要な視点であると思っており、このような部分を皆さまにお届けできたら幸いだと思っております。
余談はさておいて、
生年天中殺は細かく3種類の型に分類されます。
陀型 辰型 波型
これはお話しを聴きながら細かく見ていかなければならないので、即座に回答できるものではありませんが、このような運命のパターンが3種類あるのだなと思ってもらえれば良いと思います。
この3種類それぞれに陽転・陰転があります。
陽転とは簡単に言うと、運を生かして上昇することです。
陰転は逆に、運の不完全燃焼で低迷してくことです。
ですので、開運方法は自分の宿命を十分に燃焼(生かす)ことが大事になってまいります。
宿命を知る(自分を知る)ことが何より重要なことになります。
石川佳純さんは、「生年天中殺」を宿命に持って生まれた。
これ自体には「良い・悪い」はありません。
ただ、どう生かすか。どのように生きるかで本人の苦しみが変わってきます。
生年天中殺だから親縁がない、親と理解しあえない。
と残念がるだけではなく、
親は頼れない宿命だから、自分でがんばろう。それが自分に与えられた生きる条件なのだ。と
覚悟を決めて、生きる事が何より大事です。
ないものをねだる人生か、自分にあるものを生かすか。
これが本当の開運のコツとなります。
神様は良くしてくれたもので、「欠けた」部分があっても、その分「与えられた」部分もあるのです。
それを算命学は宿命の星として、算出できます。
是非、この算命学をご活用なさってより豊かな自分らしい人生を歩んでみてください。
ちょっと話がそれてしまいましたね。
石川佳純さんは、申酉生年天中殺ですね。
・申酉生年天中殺
・精神の世界でのみ良さが出る。
・初代運的な生き方をする。
・未来に進むと同時に家系の流れを変化させていき、年とともに現実性が薄れ、現実前進力が小さくなる。
・人生の途中で精神世界への指向が強くなる。
・若いうちは普通の道に進む。晩年期は家族や世間にとらわれないで淡々と孤独の道を切り開き、精神の高まりを生み出していくこともある。
こちらが申酉生年天中殺の特徴となります。
若年期(彼女は32歳まで)は、現実的にスポーツの世界で頂点を目指して生きてきましたが、これからは精神世界にシフトしていく生き方になると良いのですね。
おそらく彼女は卓球を通じて、何か「心の在り方」や「指導方法」なのかわかりませんが、精神性を重視した価値観を大切にしながら社会と関わっていかれるのだろうなと思います。
そして、彼女は家庭に入る人、いわゆる主婦として人生を送るような宿命ではありません。
初代運、つまり開拓者的に新しい世界を切り開いていく大きなエネルギーを中年期にお持ちです。
この強大なエネルギーを持ちながら家庭に入ってしまうと、本人が常に不満足になり、イライラした日常を送らなければならなくなり、とても辛くなります。
(以前、こちらのブログでも書かせて頂いたように)陽占でも、石門星と天将星が中年期に持っております。
集団のリーダーとして活躍できる星です。
少し長くなってしまったので、今回はここまでとします。
次回は、陽占からみた石川佳純さんもご紹介してみたいと思います。