こんにちは!
声優・ナレーターのナユキユズです。
声優部門へのご依頼、マンガ動画やCMナレーションが大半ではありますが、
中には『実写への声あて』いわゆる吹き替えのお仕事などもあります。
(記事の最後に実際のご依頼例もあげます!)
実写への声あてとアニメへの声あて…。
実は全く…といったら大げさかもしれませんが、別物なんです。
声優を志す過程で「あなたは洋画をやりたい?アニメをたりたい?」と、
講師に聞かれたことのある人もいるかもしれません。
私は聞かれました(笑)
人間が、言葉を全部アニメのセリフのように情感たっぷりに話していたら、
おかしですよね。
アニメのテンションでやると、正直浮きます。
※もちろん人物の性格にもよりますし、棒読みでももちろん浮きます。
人間、振り切っちゃえば感情をあらわにする役ほどやりやすかったりします。
逆に現実に近い感情表現ほど、塩梅が難しいものです。
そしてタイトルにもした「声にあまり特徴のない人」は、
周りに声優になりたいといったとき、
「普通の声だから無理」と言われたことのある方もいるかもしれません。
そんなあなたこそ、実写の吹き替えを視野に!という話。
声質云々の前にもちろん芝居が大事ということは大前提だけれども、
昨今のアニメは「キャラクターと声優をセットで認知」させる傾向だったり、
アニメキャラクターはキャラ立ちのため、一声で「この声優さんだ!」と分かる方が好まれる傾向もあります。
そして画面が派手な分、多少オーバーなくらいのテンションが必要な場面も。
が、洋画等リアルな人間に声を当てるとき、この“特徴”が逆に邪魔になったりします。
生身の役者さんだもの。生身の声、生身の芝居に合わせるのだもの。
ナレーションも然り。
「普通の、あまり特徴のない声でお願いします」っていうご依頼も実際にあります。
アニメに声をあてるだけが声優ではありません。
自分の声をアニメに寄せるのではなく、
あなたの声を活かせる分野を狙ってみてはいかがでしょう。
最近公開になった実写へのアテレコのご依頼
🔻「GLITCH」ノゾミ(主人公)役