必須プラグインなんて(ほぼ)ない【WordPress】

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皆様こんにちは、月間平均 100 万 PV の個人ブログ「Jetstream BLOG」管理人 & ライターの 石井順 です。

今回は、WordPress でよく語られる「必須プラグイン」についてお話させていただきます。ハッキリ言って、「必須プラグイン」なんてほぼありません。

プラグインは少なければ少な方が良い

正直言って、WordPress のプラグインなんて、少なければ少ない方が良いんです。

なぜなら、プラグインを入れれば入れるほど、WordPress が重たくなるから。WordPress が重たくなるとサイトの表示スピードが遅くなり、それが読者のストレスとなります。

最悪の場合、読者がサイトを表示しようとしてもなかなか表示されず、サイトが表示される前に離脱されてしまいます。そして結果的に Google からの評価も下がります。

Google は最近、サイト表示スピードも重視するようになってきているので、サイト表示が遅い(重い)と大きくマイナスになるわけです。そのため、プラグインなんて少なければ少ない方がいいんです。

その中でも必須なプラグイン

『WordPress のプラグインなんて少なければ少ない方が良い』とお話しましたが、そうはいっても全く不要というわけではありません。

基本的に入れておいた方が良い代表的なプラグインの種類は、以下の通り。

・セキュリティ系プラグイン
・バックアップ系プラグイン
・AMP プラグイン

セキュリティ系プラグインは、スパムコメントをブロックする「Akismet」や管理画面ログイン時の二段階認証プラグインなどです。バックアップ系プラグインは、サイトの引っ越しなどにも対応しているものがベスト。

AMP プラグインは、WordPress を AMP 対応させるために必須です。特に AMP Project Contributors が公式に提供しているプラグインがベストです。

このほかに、PWA(Progressive Web Apps)に対応させる場合や、Web ストーリーを導入する場合も、各公式プラグインを推奨します。

「Jetpack」やSEO系はいらない

WordPress でブログを運営するにあたって、「Jetpack」や「All in One SEO」などの SEO 強化系プラグインなどがよく推奨されていますが、はっきり言って不要です。

なぜなら、「Jetpack」や「All in One SEO」などで提供されている各機能は、function.php などにコードを追記すればほぼ代用できるから。ちょっと勉強すれば、これらのプラグイン不要で同様の機能を導入することができます。

勉強といっても、基本的にはググればだいたいコードを紹介しているブログやメディアが出てくるので、それをコピペで OK。

「Jetpack」や「All in One SEO」などに頼ってしまっている方は、徐々に脱プラグインに向けて勉強したほうが良いですよ。これらのプラグインをなくすだけでも、サイト表示はかなり軽くなります。

まとめ

『WordPress のプラグインなんて少なければ少ない方が良い』とお話しましたが、あくまでもプラグインが不要なだけで、各機能が不要と言っているわけではありません。プラグイン不要でカスタマイズすればよいという意味でのことです。

ちなみに私自身、現在利用しているプラグインは以下です。

・Akismet Anti-Spam(アンチスパム)
・All-in-One WP Migration(バックアップ)
・AMP(AMP 対応)
・Cloudflare(CDN)
・EWWW Image Optimizer(画像最適化)
・PWA(PWA 対応)
・Search Regex(記事修正用)
・Two Factor Authentication(二段階認証ログイン用)
・Web Stories(Web ストーリー導入)
・WebSub/PubSubHubbub(インデックス対策)
・WP Multibyte Patch(マルチバイト機能拡張)
・WP-Appbox(記事内におけるアプリ紹介用)
・object-cache(データベースアクセス時の負荷軽減)

これくらい。私個人的に、これでも少し多いと思っているくらいですね。

脱プラグインは、WordPress の構造を知る勉強にもなるので、是非検討いただければと思います。ただし、バックアップは忘れずに!
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