『サンプルレート?ビットデプス?ナニソレ』
『例えば歌の録音をする時はどれに設定したらいい?』
とお悩みの方向けの記事です。
✔︎本記事の内容
1、例えば歌の録音をする時はどれに設定したらいい?
2、サンプリングレートって?
3、ビットデプスって?
レコーディングの専門学校を卒業、2018年~ミックス師として115曲ほどミックス(2021年2月現在)をしているハシマミが解説します♪
例えば歌の録音をする時はどう設定したらいいの?
歌の録音は44.1KHz/16bit以上あればOKです。
歌ってみたの依頼をする際に、ほとんどのミックス師さんが「44.1KHz/16bit以上のカラオケ音源・歌の音源をください」とお願いしているかと思います。
44.1KHz/16bitはCDで使われているので、最低はこれでお願いします、という事です。
よくわからなければ44.1KHz/16bitでOKです。
サンプルレートって?
サンプリングレート、サンプリング周波数とも呼ばれます。単位はKHz(キロヘルツ)です。
1秒間に何回音を記録するかで音の滑らかさを決めます。
サンプルレートが44.1KHzの場合は、1秒間に44,100回の音が記録されます。
1秒間の波形がこんな形だとします。
例えば、サンプルレートが4Hzだと1秒間に4回の音が記録されますが、このように間隔が広いのでカクカクしてしまします。
これが44,100回だと間隔が狭いので滑らかな波になります。
ビットデプスって?
ビット深度とも呼ばれます。単位はbit(ビット)です。
音の大小(音量(ダイナミクス))を採取します。
数値が高いほど原音に近い小さな音・大きな音を拾うことができます。
この横線がビットデプス。数値によって原音のどこまで小さい音を拾うか、大きい音を拾うかが決まります。
数値は2進法で計算されます。
16bitだと「2の16乗=65,536段階」、24bitだと「2の24乗=16,777,216段階」となります。
…難しいですね…。
ビットデプスは「音の解像度」とも言われます。解像度は写真などでも使われる言葉なので、イメージしていただきやすいかな?
似たような「ビットレート」というものも存在しますが、ビットレートは1秒間の音のデータ量の事です。
終わり
少しはお分かりいただけましたでしょうか…?
ちなみに、ビットデプスはmp3やACCなどの圧縮された音源にはない概念です。
また「32ビット浮動小数点数」なんかもあるので、私が噛み砕いた説明ができるようになればいつか更新したいと思います(笑)
それでは、また。