火のエレメントを使った魔術の実践

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まず、魔術や占術などの「術」に入る場合は「深いリラックス」をして心身を整えます。
心と身体を落ち着かせて、感覚を穏やかにしてみましょう。

しかし「深いリラックス」というものはなかなか得られません。

なぜかというと「雑念」が多いからです。
人にはそれぞれ大なり小なり悩みがあります。
自分のこと、家族のこと、職場のこと、環境のこと、など。
あれこれと、心のどこかに不安要素があります。
不安要素が多ければ多いほど、精神も肉体も緊張して、リラックスできない状態となってしまいます。
そのような緊張した状態を持ちつつも、深いリラックスを得ようとするのであれば、深酒とか、大麻とか、ドラッグなどで、表層意識を飛ばすようなことを選んでしまうかもしれません。
しかし、それは自制心が効かない危険なものに手を出すことです。
なので、そのようなものに手を出さないほうがいいでしょう。

「深いリラックス」を得るには、まず「心身ともに問題のない状態」をつくることです。
規則正しい生活をして、身体に問題がないように整えること。
そして、精神も穏やかである状態を作ります。
肉体的、精神的に悪影響を及ぼしそうなものには関わらないようにします。
学生なら、勉強し、学びの楽しさを知る努力を。
社会人になれば、会社の中でモラルの高い存在になり、社内外で問題が起きても解決できるような努力をすること。
まずは、規則正しい生活をし、自身が努力し、高い人格を形成します。
そして普段から「誰からも責められない状態」「悩み事のない状態」を作り出すということが大事です。

「努力が嫌い」と「勉強ができない」という感覚は似ています。
めんどくさがり屋は「努力が嫌い」で「物覚えが悪くなっていく一方」です。そして「勉強ができない」です。
さらに悪循環は続き「学校が嫌い」な人間は「社会に出ても仕事ができない」という負のスパイラルに陥っていきます。
負のスパイラルのパターンに陥った場合においては、人を前にすれば「誰かから責められるかもしれない」と焦り「運が悪いせいは環境のせいだ」とか「あの人の性格が悪いせいで自分が被害に遭う」と考えてしまいます。

しかし「負のスパイラルに陥ったかな」と思っても抜け出すことは可能です。

どうやって抜けるのかというと「魔術の理論を使う」のもいいかと思います。

まず「誰にでも実践できそうな魔術のようなこと」で「簡単そうなもの」を選んでみましょう。

①ロウソクとロウソク立てを用意します
②マッチやライターを用意します
③部屋を暗くします
④マッチやライターで火をつけます
⑤ロウソクに火を灯します

以上です。

「ええ?たったそれだけで終わりですか?」
「これから何かが始まるんじゃないですか?例えば、ロウソクの火で誰かの写真を燃やすとか、何かの呪文を唱えるとか?」

そう考えた方はいらっしゃいますか?

たぶん、そう考えた方は、高等な魔術や難解な魔術の形だけをなんとなく知っている程度ではないでしょうか?

魔術を行うにあたって、大事なのは基礎です。

「ロウソクに火を灯す」というだけでも、神経を研ぎ澄ませますし
「火を見つめる」というだけでも、神秘を感じますし
「火と自分だけの時間がある」というだけでも、有意義な時間に感じるものです。

「ロウソクに灯った火をただ見つけていたら、気が付いたら2時間経っていた」というくらいの余裕がないと「セコセコした魔術師」になってしまいます。

1日の終わりに、10分くらい、ロウソクに火を灯して、ただただ、ぼうっとしてみるという時間を過ごしてみるのもいいと思います。

「しかし、ロウソクに灯る火をただ見つめるだけで、負のスパイラルから抜けられるなんて、考えられにくい」と思うは人はいるかもしれません。

たしかに、ロウソクの火がその人の運を上げるとまでは言えないと思います。

ただ、私は、高等な魔術に入る前の、魔術における大事と思える基礎を紹介しているのであって、基礎を試してみてはどうかという提案をしているのです。

その人に、隠れた能力や才能があるかどうかは、ロウソクの火を見つめてみて、その人がどのように感じるかどうかにかかっているのだと思います。


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