(転職)年収アップできたら幸せになれるのか?

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コラム
仕事選びをする際、「仕事内容」「働くメンバー」「勤務地」と様々な検討項目があるなかで、「給与」は誰しもが重視する項目です。実際にみなさんが転職を検討する際も、「給与が低い」「年収アップしたい」等、給与に関する理由が多いはずです。

果たして、転職によって年収アップしているのか、そして、年収アップできたら幸せになれるのか、そのあたりを一緒に考えていければと思います。 
年収増えた方が幸せになったのか、内閣府発表の「満足度・生活の質に関する調査(2019年)」から紐解いていきたいと思います。この調査は、地域、属性、健康状況等様々な側面から生活満足度について調査されたもので、その中の「世帯年収別の総合主観満足度」を抜粋しました。(10点満点) 
「100万円未満」5.01点
「100万円~300万円未満」5.20点
「300万円~500万円未満」5.68点
「500万円~700万円未満」5.91点
「700万円~1,000万円未満」6.24点
「1,000万円~2,000万円未満」6.52点
「2,000万円~3,000万円未満」6.84点
「3,000万円~5,000万円未満」6.60点
「5,000万円~1億円未満」6.50点
「1億円以上」6.03点
「300万円~500万円未満」と「700万円~1,000万円未満」では0.56ポイントの増加となりますが、「1,000万円~2,000万円未満」と「3,000万円~5,000万円未満」ではわずか0.08ポイントの増加と、年収帯があがるにつれその伸びは鈍化していきます。
例えるなら、学生時代に稼いだアルバイト代5万円の当時の満足度と、社会人になった現在の臨時賞与10万円の満足度を比較すると、そこまで変わらないか、むしろ学生時代のほうが高いという人もいるのではないでしょうか。つまり、給与の多寡と満足度の関係性は、その時の状況や価値観等、様々な要因が絡み合って決定しているのです。
転職者の年収と、そして年収別の満足度について見てきました。転職を検討するうえで「給与」は重要な項目であることは間違いありません。しかし実際には、年収維持(もしくはダウン)で転職するケースも多いことや、そして給与の多寡と満足度が必ずしも一致しないことを踏まえ、転職を考えていく必要があります。ではどうやったら満足度高い幸せな転職ができるのか、難しい課題ではありますが、面談などで一緒に考えていきましょう!

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