苦手なことは手を出さない

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コラム

"「石の上にも3年」ということわざがありますが、苦手なことでも我慢していればそのうち得意になるという考え方があります。ところが残念ながら、実際には苦手なことが得意になることは、なかなか難しいというのが本当のところです。"

"勝間式 超コントロール思考"(勝間 和代 著)

よくどんなに辛くてもしがみ付いて耐えることが美徳とされていますが、果たしてそれは本当なのでしょうか。

確かに一昔前、工業社会まではそのほうが良かった。

なぜなら、スペシャリストよりゼネラリスト、満遍なく何でもできる人が望まれたからです。

会社に入ると、あらゆることを経験して上役になっていくのが通例です。

日本の会社は戦後消えていった村の役割だったので、商売をするところ、というよりは会社というコミュニティに属して助け合って生きていく場所、という考えの方が私はしっくりきます。

だから、意味のない慣例ばかりが横行しているのですが、それは村の儀式なのです。

しかし、今の時代、そんなことをしていたらあっという間に時代は過ぎ去っていきます。

今は自分のできることを伸ばして仕事にしていく、苦手なところは機械か、人にお任せする、こうした考え方が必要です。

さらに勝間先生の本から引用します。

"もっと正確に言えば、苦手なことをほどほどにできるようにすることはさほど難しくありませんが、得意なことにすることは、まず不可能でしょう。 この「人並みにできる」か「人並み以上にできる」かというところが、仕事上では格段に大きな差となります。「人並みにできる」だけでは、残念ながらビジネスにおいて重宝されないうえ、大したお金にはなりません"

"勝間式 超コントロール思考"(勝間 和代 著)

全くその通りです。もう人並みにできても意味がないのです。

私たちはいまだに昭和のやり方が残っている社会にいます。

だからなかなかやり方が変えられません。

しかし、時間は有限です。苦手なことに時間を使うより、
得意なことに時間を使う、また、得意なことは何か、ということを考えて下さい。

ここをはっきりさせず、流されて生きていくことほど今の時代危険なことはありません。


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