神社でも葬儀をします。
これを神葬祭、と言います。
神式の葬儀は誰でも行うことができます。
非常に厳かで美しさのある簡素さを兼ね備えております。
お通夜を 「前夜祭」「帰幽祭」
告別式 「発送祭」「告別式」
忌中引き 「帰家祭」「十日祭」
地域によってまだまだ呼び方が違います。
神社によってもかなり違いますね。
普通の御祈願や祭典は、学校で習うので、全国そこまで違いはないのですが、葬儀に関してはかなり地域のやり方が優先されています。
これは、もともと神式で葬儀することは非常に少なかったからです。
なので一部だけで行っていたその地域の風習が色濃く出ているのです。
事実、学校では神葬祭の話は聞きますが、統一されていないので祭式は習いません。
また、亡くなられた方の御霊を御霊代、という仏教でいうところのお位牌に遷座する祭典を行います。
その際、仏教でいう戒名(意味合いは違うが)を神道では送り名、と言います。
「翁」「嫗」
「大人」「刀自」
こちらも地域によって呼び方がバラバラですね。
神葬祭の良いところ
・付き合いが必要最低限でいい
・仏教さんよりは少し安い(地域差あり)
・簡素だけど厳かな式
・誰でも行うことができる
・送り名にお金はかからない
悪いところ
・認知されていない
・対応している神社が少ない
・お墓は自分たちで用意する必要がある
神葬祭は大きな神社など、対応しているところが限られていますので、もしご興味があれば近場の大きい神社へ確認してみてはいかがでしょうか?
お墓のことを奥城所(おくつき)と言いますが、仏教みたいに納骨堂が無かったりするので、市営の墓地などで購入する必要があります。
年祭
何回忌、というのが神道でもあります。49日法要は、50日祭、と言います。
その後1年祭、3年祭、5年祭、10年祭・・・・と続きます。
そして最後は50年、だったり30年だったり、これも地域によって違います。
最近は神社でも納骨堂があったり、神道墓地があったりと非常に需要が多くなってきております。
興味があれば是非チェックしてみてください。