和牛のお二人のように,「M-1のために長尺漫才を4分にする苦しみ」を味わっている漫才師はそんなに多くはないと思いますが,これは,「4分のネタを予選1回戦のために2分にする」という苦しみに似ていると思います
まともな漫才をしようと思うと,ネタ時間2分というのは本当にギチギチでかなり苦しいです。それでも,「1回戦だから仕方ない」と割り切ってやっているコンビも結構いるのではないかと思いますが,和牛のお二人がそれに近い感覚で4分ネタをやっていたとすれば,それは本当に苦しいことだと思います。1回戦だけなら割り切れますが,その感覚で最後までやらないといけないわけですから
M-1を完全に卒業したお二人が,なんとなく晴々としたかんじで漫才をしているようにも見えるのは,気のせいではないのかもしれません