自己暗示の技法（基礎編）⑥体感覚を使ったサブリミナル自己暗示法

今回ご紹介する方法は、体感覚を使った方法です。

体感覚というのは、視覚や聴覚に比べて言葉を使わないで表現したり感じたりできる。

言葉を使わないということは、それだけ意識の干渉を受けにくい、ということです。

意識の干渉を受けないということは、それだけ潜在意識に深く入りやすい。

やり方も、説明だけなら超簡単です。

もしお金持ちになりたいのなら、お金持ちの身体の使い方（筋肉の使い方）をすればいい。

異性にモテたければ、異性に持てる筋肉の使い方をすればいい。

そうすれば、筋肉の動きの感覚が暗示となり、潜在意識が目指す方向へと変わっていく。

ところが、おそらく大半の人は、その筋肉の使い方がわからないでしょう。

プロのアスリートや整体師、演劇やダンスやヨガを普段からやっていて自分の体と向き合っている人でないと、まず今の自分の身体の状態がどうなのかもわからない。

体感覚を使った自己暗示法というのは、いろんな自己暗示の技法の中でも最強と言っていい効果のあるものですが、身体感覚という素養が必要になっている。

恐ろしいことに、できていないのに「できている」と思ってやってしまうと、かえって自分に悪影響を及ぼしかねない。

だから、最初は自分が確認できる部位で、慣れた筋感覚を把握しながら実践するのが良いのです。

具体的にはどうすればいいかというと、