漢字クイズ(和同開珎・その8)

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来たる19日日曜日は土用の入り、そろそろ梅雨も明けようかという昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年は21日火曜日となる土用の丑の日は、昔から名前の頭に「う」の付く食材を食べる習わしがあったと言います。この風習が、江戸時代になって「鰻(うなぎ)」を食べることとして、次第に定着していったということです。
よって、この本来の習慣に従うなら、丑の日には饂飩(うどん)や瓜、外郎(ういろう)やウィンナーソーセージを食べるのも良い、ということになります。近年は漁獲高の減少で鰻の価格の高騰が続いており、手が出ないなら無理せず他の「う」の付く食材を食べるのも悪くないのかもしれません。

では今週も、漢字クイズ「和同開珎(わどうかいほう/わどうかいちん)」をお送りいたします。
今回も、問題は5問用意してあります。さらに、今回は特別に問題2から5までの正解にちょっとした趣向を凝らしておりますので、どうかお楽しみください。
(正答は、週末の19日日曜日の夜に公開します)

問題1
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問題2
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問題3
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問題4
Kanji200707-03.gif

問題5
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(以下、7月19日追記)
それでは、正解の発表です。

問題1
正解は「」です。
「博愛」
「割愛」惜しみつつ省略すること。
「愛情」
「愛想」

問題2
正解は「」です。
「水平」
「公平」
「平常」
「平野」

問題3
正解は「」です。
「祝賀」
「参賀」
「賀正」
「賀状」

問題4
正解は「」です。
「震源」
「電源」
「源泉」
「源氏」

問題5
正解は「」です。
「案内」
「家内」
「内裏(だいり)」天皇の住居。転じて、天皇のことも指す。
「内情」

さて、先に述べた「問題2から5までの正解にちょっとした趣向を凝らし」たとの件ですが、これら正解を並べてみれば「平賀源内」となっているのがお分かりでしょう。
一説には、江戸時代の発明家として知られる平賀源内が、夏に売り上げの落ちる鰻屋に頼まれて、土用の丑の日に向けた宣伝を勧めて協力したのが、今日まで続く鰻の習慣の始まりだと言われます。なぜ鰻屋の売り上げが夏落ちるのかと言えば、本来の鰻の旬は脂の乗る冬場だからです。にもかかわらず、食べ頃を外してまで「夏に鰻」と思わせてしまった源内の影響力には、感心させられるものです。

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