こんにちは。
ECサイト店長歴8年の松嶋俊です。
長年ECサイトを運営していると理不尽なことも多く、
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上司:「松嶋くん、TOPページのここに●●のバナー設置しておいて」
松嶋:「反応悪そうですが、目的は何ですか?」
上司:「上が設置しろってうるさくてなぁ」
松嶋:「またですか?クリックされないと思うんですが・・・」
上司:「俺もそう思うんだがなぁ。上がうるさくてな・・・」
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あなたの現場も同じようなやりとりが日常茶飯事に
行われているのではないでしょうか。
現場でお客さんに関わっていると、
サイト上でのお客さんの動きが、何となく分かるように
なりますから、現場を知らない上の人が行ってくる案件は
だいたい外れていることがあります。
※たまに、そういう意見がめちゃくちゃ反応あるときもありますが(笑)
ただ、プライドのなのか。感情論で言っていることが多いので。
一番厄介なタイプです(笑)
では、そういう上司を反論できないくらい黙らせるには
どうしたら良いのでしょうか?
僕が実際に行った対策としては(それがメインではありません)、アナリティクスの機能でイベントトラッキングというがあるのですが、これを使いました。
【イベントトラッキングとは】
Googleアナリティクス内でイベント(行動)をトラッキング(追跡)する機能。設定すれば、アナリティクス単体だと把握できない数値、例えば特定のページ内でのユーザーの動きやページ遷移の詳細情報などを見られるようになる。
どういうことに使ったのかというと。
今回上司から依頼された内容は
「TOPページの中央部分にバナーの設置」
でしたので、TOPページの全てのリンクに
イベントトラッキングが設置をしました。
設置理由としては、
TOPページに設置されているリンク単位で
クリック数の計測をしたいからです。
TOPは意外に同じリンク先がレフトナビや中央に
設置されていることがあるので、
イベントトラッキングの項目を変えることで
レフトナビはレフトナビ・中央は中央とクリックを
分けることができます。
設置方法は、簡単でURLの末尾にこのようなタグをつけます。
[ページURL] onClick="ga('send', 'event', [カテゴリ], [アクション], [ラベル], [値]);
私のサイトでは、
・カテゴリ
・アクション
・ラベル
をそれぞれ各パーツ(ヘッダー、フッターなどの項目)で分けています。
例:
カテゴリ ・・・header_●●
アクション・・・click
ラベル ・・・pc
というような感じです。
このように設置することで、Aというリンクをクリックした数や
Bのリンクをクリックした数がわかるようになるので
お客さんの興味が手にとるように分かります。
「これってクリックされているの?」
というリンクがあれば、一度イベントトラッキングで
実際のお客さんの反応をみてみると良いです。
運営側では不要と思っていたリンクが、実はクリックされていたと
いうこともありますし、その逆もあります。
上司に言われた案件もただ文句をいうのは、
誰でもできますが、相手が納得していただく、
または、次の対策に繋がるようにするためには、
データを取り、それを自分なりに解析をして
報告することが良いと思います。
ぜひ、一度試してみてください。
こんなサービスもやってます。
もし、社内で手が取れない方は気軽にご相談ください。