【不安対策】頭に浮かぶイヤな記憶を思い出さないようにするためのコツ【ココナラ 電話相談】

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コラム
こんにちは。 とものり まるいです。
傾聴の技術を用いて電話相談をしています。

今日は電話相談をしていて、ちょくちょく聞かれることを少しまとめてみました。

・すごく嫌な経験をした
・見たくなかったものを見てしまった
etc.


そういった嫌なことって、できれば忘れてしまいたいですよね。

それなのに、
そう願うほど頭に浮かんできてしまい、気分が落ち込む。
そんな経験はありませんか?


こういう状態に陥ると

・仕事や勉強に集中できない
・遊びに出かけたのに楽しめない
・大好物を食べているのに味わえない
・寝つきが悪く、眠りが浅くなってしまう

なんてことが起こってきます。


こういう状態が長引いたり悪化したりすると、日々の生活がつらいものになりかねません。


そこで今回は

「頭に浮かぶ嫌な記憶」を思い出さないようにするためのヒント

をお伝えします。


①絶対に考えないように「しない」


これは「頭に浮かぶ嫌な記憶」を思い出さないようにするために、大前提となる考え方です。


なぜなら
「そのことだけは考えないようにしよう」と意識すると、逆に頭から離れなくなるからです。


この現象については、心理学の実験で証明されていますので、簡単にご紹介しますね。


※心理学者、ダニエル・ウェグナーのシロクマ実験にて

Aグループには「シロクマのことだけ考えておいてください」
Bグループには「シロクマのことだけは考えないでください」

と伝えたところ、シロクマのことを頻繁に考えてしまったのはBグループだったそうです。


「考えないで」と禁止されたことで、逆に頭に浮かぶようになってしまったわけです。
※皮肉過程理論(皮肉なリバウンド効果)


これが、「考えないようにしてはいけない」理由です。
続いて、対策方法について考えてみましょう。


②対策方法


ズバリ!
「注意をそらすこと」になります。


※赤いフォルクスワーゲン実験
シロクマのことが浮かびそうになったら「赤いフォルクスワーゲン」についてだけ考えるように。
こう指示されたグループは、シロクマが頭に浮かぶ回数が明らかに減っていた。


これらの実験からわかるように
「考えないようにしよう」と意識すると、「皮肉なリバウンド効果」が起き、逆に頭に浮かんできてしまう。


そのため
「注意をそらす」ことが有効になります。


注意をそらすための方法としては

・別のことを思い出す
・何かしらの行動をする

と良いです。


ある購入者さまは、気をそらすために電話相談を利用しているとおっしゃっていました。

人は誰かに話を聴いてもらうと気持ちがスッキリすることが証明されているので、これは非常に良い方法です。

話すのが難しい場合は、紙に気持ちを書きなぐる方法もオススメです。



また別の方は、部屋の片づけや掃除をしていると、いつの間にか忘れているとおっしゃっていました。


どのような方法が合うかは人によって違いますが、「今」に意識を集中させることがポイントになります(ここ要チェック!)。


ぜひいろいろ試して、自分に合う方法を見つけてみてくださいね。


「知っている」と「知らない」では大違い


拍子抜けしましたか?

「なんだ。結局そんなことかー」

といった声が聞こえてきそうです。
たしかにそう思いますよね。


でも、
「意味があると知って行う」
のと
「意味を知らずになんとなく行う」
のでは、気持ちも効果も違ってきます。


「気をそらすことにはちゃんと効果がある」と知っていれば、自信をもって行動を起こせますし、気持ちも安定しやすくなりますからね。


というわけで今回は、
「頭に浮かぶ嫌な記憶」を思い出さないようにするためのヒント
をお伝えしました。


強烈なトラウマがある場合は専門的な治療が必要になることもありますが、そうでなければ良い対策方法になると思います。

悩ましい問題ですが、この大前提を意識して行動して、嫌な記憶と距離をとってみてくださいね。

ではまたっ。


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