読書の夏

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「感じるオープンダイアローグ(講談社現代新書)」という本を読んでいます。
森川すいめいさんという精神科医の本です。どうして人は対話すると癒やされるのか。という帯文を読んで惹かれてしまったんです。
心が疲れていたんだと思います。
それと、これも大きいのですが人と話すという事がとても苦手で
人と話す時の意識の持ち方みたいな所にもなにやらヒントがあったら
いいな、という思いもありこの本を手にとりました。
著者の森川すいめいさん。どこかでお名前拝見したことあるな、初めてじゃないなあと何だっけ。。と記憶をたどってみると思い出せました。
それは以前読んだ「その島のひとたちはひとの話をきかない」という作品です。
こちらもおすすめです。

話はオープンダイアローグにもどります。
まだ全部は読んでいないのですが、私にとってはっとさせられる
一文がありました。
「自分自身との対話ができていなければ、他者との対話を開くことなどできない」

自分との対話。私は出来てるかな。。と考えてみました。
私の場合、対話というよりただ不安や恐怖にぐるぐると支配されているような
「怖いよね」「うん」みたいな。
だからどうしようとかこうしてみようみたいな発展的なやりとりには
なっていないのではないか、と思ってみたりします。
自分との対話ってなかなか簡単にはいかないと思ってしまいます。
自分って一番近くにいるので、存在が近すぎて、当たり前すぎて
簡単に欺いてしまう、本当の気持ちなんてどうでも良いとすら考えてしまって
自分にはかわいそうな事をしてきたんだな。
もっともっと優しく温かな気持ちでゆっくり耳を傾けてあげなければと
思いました。
もし機会がありましたら、読んでみてください。
とてもやさしい文章で心をほぐされている気がいたします。
                   イラストレーター
                    夏乃シイタケ


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