【線画派閥】

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今日凄く寒かったですね。
今年の冬は口ほどにもないわ〜とか余裕ぶってた自分、いと浅はかなり。
でも去年の私とは少し違うのだ!腹巻きパンツとレッグウォーマーを導入して、隙間風の余地なんてミジンコほどもないもの!
色気なんて遠い彼方に置いてきて久しく、恥じらいという単語が消える日も近いのではないだろうか。
……本当に失くしたらリアルに何か色々なものを失いそうなので、最低限の恥じらいは持っておこう。

でもね、突然だけど月経カップって知ってますか?
シリコンで出来た円錐型で、手のひらにちょこんと乗るカップなんですけど。
これまで月経=ナプキンorタンポンの二台巨頭の界隈にピンヒールで割り込んできた強者です。
今でこそドラッグストアでも見かける時がありますが、使い捨てじゃないというだけでもう凄いという語彙しかない。
使い方は割愛するけれど、雑に言うならば「中に突っ込んでカップの中に血を溜めて捨てるんだよ」と言った感じ。

かれこれ10年以上使い続けてるでしょうか。
シリコンなのでへたる事もないですが、こやつを月に6日程、1日に最低2回なので毎月合計12回は、指を血まみれにしながら自分の内臓に突っ込んだり出したりしているわけです。
最初は新鮮味のあったこの作業も慣れに慣れてズルズルな付き合いをしていたら、ふとした瞬間に自分を俯瞰して見てしまったんです。
中学生の頃、ナプキンをクルクル丸めて捨てていた可愛かった私。
それが今はお猪口みたいなブツを膣にぶち込んで血が溜まったら捨てている。
タンポンを覚えた時にはなかった感傷の様なものを、ひっそりと感じてしまったのです。
言語化出来そうで、でもしたらもっと失くしてしまいそうだから言わない。
無言という自由、それは語らずを選択した確かな意思なのだ!

あ、何かまた失った気がする。
何かを得られる筈が何も得てないのに失ってしまった…やはり恥じらいは大事なんだ。
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恥じらいは大事だけれど、これも私なんだと本日の1枚はこちら。
昨日途中まで描いていた線画を仕上げて水張りしました!
見て、このビッチョビチョ具合!光が反射してテカってる!雫までついていて、今にも床に水垂れそう!
この後、その辺にあったキッチンペーパーでポンポン水気を取ったのだけれど、このパネルの下に水受けコップ置いたら…って思ったところで恥じらいの話に転じたの。
自分でも何で?って思ったけど、思っちゃったし恥じらいも下降曲線だし、まぁいいかなって。
いいんだよもう……そう、恥じらいの代わりに強かさを手に入れたのだから!


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