持続化補助金をはじめ、ものづくり補助金や事業再構築補助金、さらには各自治体が管轄している補助金など、様々な補助金があります。
その中で、よくお問い合わせいただくのが
・先月機械を購入したが、これで補助金を申請出来るか?
・来月契約して工事をするが、それで補助金を申請したい
といった内容です。補助金を知ったタイミングで「そういえば〇〇を買うからそれを補助金で申請しよう!」となるのは当然のお考えだと思いますが、残念ながらこの2つのケースだと補助金の申請は出来ません。
※事業再構築補助金は例外有りです
先に計画書を提出し、採択後に購入する必要がある
これが、補助金の大原則です。購入したいものや投資したいものがあるとして、その内容を先に事業計画書に落とし込んで、それで審査を待つ必要があります。
そして、補助金の審査は提出順で行われるものではなく、各回の締切が決まっており、採択発表のタイミングも決まっています。
ですから、タイミングが良くても提出してから約3ヶ月後で無いと購入は出来ないということになります。補助金の審査に2~3ヶ月かかる為です。
その3ヶ月後の採択発表を待ち、また、不備等もなく「あなたは○月○日から事業(計画した投資)を開始して良いですよ」と通知を受けて初めて契約や発注、さらには支払いへと進むことが可能となります。
この「○月〇日から開始して良いですよ」という通知を受ける前に購入等してしまうと、補助金の対象外となります。つまり1円も申請出来ません。これは例外ないものとしてお考えください。
補助助金を検討するのにベストなスケジュールは??
スケジュール的に考えると「半年後以降くらいに〇〇に投資したい」というものについて、なにか使える補助金が無いかと確認するという流れがベストかと思います。
探し出して、近い締切が1ヵ月後にあるとして、応募→発表まで3ヶ月→その後購入という流れですので、タイミングよくても購入できるようになるまで4か月程かかります。
中々タイミングよく締切があるケースもそうありませんので、大体半年後くらいのイメージでご検討いただくと計画書もしっかりと作成出来るのでベストです。
この様に、補助金には全ての段階で細かいルールが設けられています。せっかくの補助金ですので、一つのミスで無駄にならないよう、申請をご検討の際には、是非専門家へご相談なさってください。