子どもの未来が見えないとき

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コラム
子どもが学校に行かない、発達障害があるなどで未来が見えないとき、お母さんは大体マイナスなことに気持ちがいってしまいます。
この子は、1人で生きていけないのではないか。
社会に沿えないのではないか。
社会で孤立してしまうのではないか。
どんどん心配なことが増え、不安が増大します。
また、今年はコロナの影響で、世界的に不安が高まっています。お子様のことに関わらず、精神的にしんどくなっている人も多くいることでしょう。
人は、選択肢がない、制約があると感じているときに不安を感じやすいのです。
コロナでは、今まで営んでいた生活パターンを必然的に変えなければいけないことが起き、制約を感じたり、選択肢が狭まったことによりイライラが募ったり、不安を感じてしまったりしたと思います。

今回、コロナの影響で子どもとの関りが増え、今まで気づいていなかった子どもの特性に気づいたり、自分の価値観と子どもの価値観が違うことに気づいたりして、不安が生じやすい環境にあったと思います。
しかし、本当に不安に感じる内容なのでしょうか?
自分の価値観と子どもの価値観が違うというだけなら、本当は問題ないのかもしれない。
前回、ご相談いただいた方の中で、今やっていることに夢中で、一緒にご飯を食べてくれない、切り替えができない、メリハリがつけられないという悩みを話されている方がいました。
その中で、これからわが子は、社会でやっていけるのか?という不安にまで発展して、お母さんがしばらくうつ傾向になってしまったといいます。
ここで大事なのは、不安の原因です。
・時間のメリハリがつけられないことによる不安
・ルールを守れない不安

これは、社会を意識した不安ですね。
でも、メリハリがつかない仕事もあります。
ものづくりをする人は、ご飯も食べずに没頭する人もいます。
看護師は、夜勤などがあり生活がバラバラです。
メリハリって何なんだろう・・・と問い直してみるのもいいかもしれません。
あと、大切なのはお母さんの気持ち。
・本当は、子どもと一緒にご飯を食べたかった。それなのに、子どもが他のことに熱中して、食べてくれなかった。
・一生懸命作ったのに、温かいうちに食べてくれないのが悲しい。

こういう気持ちはとても大切です。
それは、子どもにちゃんと伝えてあげてください。
お母さんは、温かいうちに食べてほしいんだよ。
一緒に食べたいんだよ。
そうやって、気持ちを伝えることで相手にも気持ちというものがあるんだよと教えられるからです。
しかし、無理やり熱中しているものを取り上げて、食事に向かわすのは逆効果です。人というのは、制止を嫌います。
結局は子どもの選択を大切にしてあげた方がよいのです。

子どもの未来が見えないというときは、今まで自分が描いていた未来を子どもが歩んでいないときです。しかし、それは子どもの意思。
子どもの意思を尊重する関りがとても大切なのです。
そんなこと、よくわかっているけど・・・
どこまで尊重したらいいの?なんで尊重する必要があるの?
そう思われる方もいるかもしれません。
なぜ、大切なのかは次回に書いていきたいと思います。


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