戦車を乗ってもお茶を飲むイギリスのお茶文化

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コラム
1942年第二次世界大戦最も激戦している時、イギリス政府の対外購入品リストの中に、重量から順位で1位は銃弾、2位は茶っ葉、3位は砲弾。戦争中にも関わらずこんなに大量な茶っ葉を購入するのは何故でしょう?

それはイギリス人がお茶を飲むのが好きすぎて、厳しい戦争年代でお茶を飲まないとどうやって過ごせるというのか。お茶は戦争中イギリスの秘密兵器として扱われていました。チャーチルは「兵士にとってお茶は武器弾薬より重要だ」との名言が残されています。彼が海軍大臣の時にも軍艦上必ず十分なお茶供給が必要だと要求していました。

さらにイギリス空軍はドイツ軍に包囲されていたオランダに7万5千枚お茶爆弾を投下する特殊作戦を遂行したことがあり、オランダもお茶が好きかどうかはともかく、これはイギリス人からの最も誠意ある見舞いということです。

イギリスの戦車の中にも専用なお茶ポットが用意されて、しかもいくら揺れてもお茶が溢されないように設計されています。本日の戦車の中にも同じ装置があります。血が流されても、頭が落ちても、紅茶が溢されてはならないと。

なんでイギリス人がこんなにお茶が好きなの?

17世紀ポルトガルの姫様がイギリスに嫁入りしたとき、道具の中に大量な中国のお茶が一緒にはいていました。ポルトガルのお茶はマカオから輸入されたもので、お姫様毎日ランチの後にお茶を飲む習慣があったため、イギリス貴族達がお姫様にお近付きするために同じくお茶を飲むようになり、いつの間に国民文化となりました。
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