いまさら聞けない!テレワーク・オンライン授業に最適なパソコンの選び方

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コラム
企業の情報システム部門で、パソコンの購入や設定を任されていた筆者の視点から、テレワークやオンライン授業に最適なパソコンの選び方をお伝えします。

基本的にどのメーカーのパソコンを使ってもいいですが、スペックは一定以上のものを用意しないと使い物にならなくなります。

パソコンの推奨スペック

メモリ  :8GB
プロセッサ:Intel Core i5以上
記憶装置 :SSD

理由は以下の通り。
テレワークで使用するソフトウェアはだいたい以下の通りと推測。
メモリやプロセッサはソフトウェアを同時に起動すれば、一斉にシステム要件で示された以上の容量を必要とします。よって、多少は余裕のあるスペックを持っていないと使い物にならないから。

【テレワークやオンライン授業で使用しそうなソフトウェアのシステム要件】
■Windows10を使うためのシステム要件
プロセッサ:1GHz以上
メモリ  :2GB以上(64bit)

■マイクロソフトのOfficeソフトを使うときのシステム要件
プロセッサ:1.6GHz以上
メモリ  :4GB(64bit)

■Zoomを使用する際のシステム要件
プロセッサ:2GHz以上のデュアルコア(Core i3以上)
メモリ  :4GB以上

■Skypeを使用する際のシステム要件
プロセッサ:1GHz以上
メモリ  :512MB以上

パソコンを選ぶ際の注意点

自分がなんのソフトをいくつ同時並行で起動するのかを考えて下さい。
例えば、インターネット閲覧だけを行うパソコンと、インターネット閲覧と同時にExcelもWordも起動するパソコンでは必要とするスペックが全く異なります。家電量販店に行ってパソコンを買うときも、これらの点を把握せずに行ってしまうと店員さんに良いように言いくるめられてオーバースペックのものを買ってしまったり、逆にスペックの足りないものを買ってしまったりします。

もう一度、買いに行く前に把握すべきことを箇条書きで書きますね。
・なんのソフトウェア使うのか
・同時に使うソフトウェアはあるのか、何個同時に開くのか
・インターネット閲覧をする際にタブを複数開くのか
・写真や動画編集をするのかしないのか

特に、テレワークやオンライン授業で使うツールについては要チェックしてください。Skypeを使うのか、Zoomを使うのかで全く必要とするスペックは異なります。合わないスペックのパソコンを使うと、上手く映像が見れなかったり、途切れ途切れになったりするので注意してね!!

インターネット環境はどうすればいいのか問題

個人的には有線接続を推奨しています。
なぜなら、映像の送受信を行う上ではポケットWIFIの通信方法では安定性の面で心もとないから。出来る出来ないでいえば、十分に可能です。実際も家でテレビ会議する際に使っていたことがあります。しかし、勤めていた企業で部署から要望が上がった際には推奨しませんでした。

家に有線でインターネット回線を引く場合とポケットWifiの違いについて
有線接続の場合は、インターネットの世界に物理的なケーブルで繋がっているため、通信環境はとても安定しています。全二重通信という方法で通信をしていることもあり、滅多なことでは通信が途切れることはありません。全二重通信とは、道路に例えていえば対向二車線の道路を指します。
逆に、ポケットWifiの場合はパソコンとの間もポケットWifiからインターネットへの間も半二重通信になります。半二重通信とは、道路に例えるなら一車線だけで上りと下りで交互に車が行き来する道路を指します。つまり通信の待ち時間が発生したり、衝突事故を起こして通信データが消滅したりします。だから不安定なんです。

以上、簡単にテレワークやオンライン授業用のパソコン選びについてお伝えしました。
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