快適なインターネット環境を手に入れる方法

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IT・テクノロジー
コロナになって自宅で仕事をする人やインターネット経由で動画を見る人などが増えています。そんな中で、自宅のインターネットが遅いと感じている人もいるのではないでしょうか?
この記事では、6年間にわたり企業の情報システム部門に勤めネット環境を見てきた筆者がインターネット環境で見るべき点について解説していきます。

インターネット通信の仕組み

簡単に自宅からインターネットを見るときの通信経路と通過する機器を解説します。
【通信経路】
パソコン
LANケーブル
ルーター
モデム(もしくはONU)
建物のインターネット設備
光回線
プロバイダ
光回線
Webサーバー

通信速度に影響する箇所をピックアップ

①LANケーブル
②ルーター
③建物のインターネット設備
④プロバイダ

ひとつずつ解説していきます。
①LANケーブル
たくさんの種類があります。いま量販店の店頭に並んでいるのは【カテゴリ6(CAT6)】という種類が主流。古い種類のLANケーブルを使っていると速度が遅くなってしまうことがあります。家のパソコンに繋がっているLANケーブルを確認してみましょう。

各カテゴリとデータ転送速度の関係図
《10Mbps》
CAT3 :現在は使われていない。
《16Mbps》
CAT4 :現在は使われていない。
《100Mbps》
CAT5 :家の中に残っている可能性があるが、新しいのに変えたほうがいい。
《1Gbps》
CAT5e:日常使いにオススメ。
CAT6 :ネットを快適に利用したい人向け。5eとの違いは周波数。
《10Gbps》
CAT6A:動画を頻繁に見る人にお勧め。
CAT7 :オンラインゲームや業務用にお勧め。
《40Gbps》
CAT8 :主に業務用。


②ルーター
こちらも、たくさんの商品があります。
いま量販店の店頭に並んでいるものは1000MbpsのLANポートを備えたものばかりですが、
古い機種を使っていると100MbpsのLANポートしか存在しない可能性があります。
機器に書いてあるので確認してみましょう。


③建物のインターネット設備
■戸建ての場合は光回線が引けていれば問題ありません。これはNTTなりプロバイダ業者に聞いてみて下さい。量販店でも確認できるはずです。

■アパートやマンションの場合は、配線方式を確認してください。
配線方式には以下の3パターンがあります。
 ・光配線方式(光ファイバーのみ)
 ・VDSL方式(光ファイバー+電話線)
 ・LAN方式(光ファイバー+LANケーブル)
この中で、VDSL方式の配線をしている場合は確実に通信速度が落ちます。
最大で100Mbpsの速度しか出ないため、注意が必要です。LAN方式の場合は、LANケーブルで何が使われているのかを確認してください。光配線方式でなかった場合は、大家さんに入れ替えを交渉するか、ほかの集合住宅への引っ越しを検討しましょう。


④プロバイダ
いまは、どこも1Gbpsに対応しているので気にする必要はありません。


まとめ

インターネットの通信速度が遅く感じる際は以下を確認してみることが肝要。
・LANケーブルは古いものを使っていないかどうか
・ルーターの機種は古いものを使っていないかどうか
・建物のインターネット設備に何が使われているのか確認して、VDSL方式やLAN方式だったら引っ越しを検討
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