拘りという荷物

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おはようございます。


娘と父親さん、オーロラと出合えたみたいです。
感動の報告が届きました。
よかったよかった^^


昨日お電話のご縁の方とシンクロしたお話があったので
シェアしてみますね。


またまたなるほどな~と届いた逸話です。


☆☆☆


禅僧の原坦山の逸話

坦山がまだ若かった頃、修行仲間と二人で各地を行脚していた頃の話。

ある時、二人は橋のない小川にやってきた。普段であればじゃぶじゃぶと歩いて渡れそうな川幅の小川であるが、あいにく雨が降った後で水かさが増している。

辺りを見渡すと、少し離れたところに小川の流れを困った顔で見つめている若い女性が立っていた。

見るとなしに女性を気にしていると、やがてその女性は着物の裾をたくし上げはじめた。どうやら小川を歩いて渡る決心をしたらしい。真っ白な美しい脛をあらわにして、小川に足をふみいれる。

すると、それを見た坦山が女性の傍に駆け寄り
坦山は女性をおんぶした。

女性を背負った坦山は小川へと足を踏み入れ、女性を向こう岸まで渡してあげました。

心中穏やかでないのは、これを見ていたもう一人の修行仲間。
「修行中の禅僧たる者が女性を背負うとは何事か」
との思いが頭から離れず、坦山の行為に対する怒りの念がいつまでもくすぶっていた。それは二人でまた歩き出してからしばらく経っても消えず、悶々とした心が続いた。

そしてやがて心の中に留めておくことが我慢ならなくなってしまい、坦山に向かって咎めるように口を開いた。
「さっきのは何だ。お前は修行中の身だろう。若い女性をおんぶするとは何事だ」

すると坦山は驚いた顔を見せて、すぐに笑い出した。
「俺はあの女をとっくに下ろしているのに、お前はまだ背負っているのか。あっはっは」

女性に執着していたのは、はたしてどちらだろうか。

☆☆☆

ただ次々と起きてる、あるがままな様子
なんでもない事実に


それぞれが背負ってる拘りや、執着を発端に
作られる妄想が私たちを苦しめています。


この逸話はそんな私たちが陥りやすい状況を
わかりやすく表現してくださってるように感じました。


過ぎ去った過去、ここに無い何か・・・
誰かの様子や言葉、または情報だったりを
ずっと背負い続けてる。


ここに無かった~
もう終わってた~
頭の中だけにしかないじゃない~


そんな感じで、昨日の


”ほう、そうか~”


そう、拘りや執着もぜ~んぶ捨てられたら
なんて楽なんだろうか~


そう感じますよね^^


その時起きてきた、重さやうっっという感覚があるなら
それも今間違いなく現れている様子として


”ほう、そうか~”
とその痛みもあっていいものとして
存在させてあげたらいいですね。


痛みもわるものではなく
いのちの様子。


受け入れられるということで
その痛みは和らいでいくことでしょう。


事実、今の様子はただ在る・・・



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