1:お金では満足できない?!
このレポートをご覧いただいているという事は、
自分の心のコントロール、人間関係の構築等を通して
『幸せになりたいから』だと思います。
先にお伝えしたい事は、
『幸せは手に入れるもの、与えられるものではなく、気付く事』です。
いよいよ宗教っぽくて怪しくなってきましたね!笑
でも続けます!
よくある勘違いとして『お金持ちになったら幸せになれる』と思う方も多いと思います。
その理屈で考えれば、お金持ちは全員幸せになっているはずです。
逆に低年収の人は不幸な人という事になります。
しかし、芸能人やプロ野球選手等、大金を持っていても幸せになれない人もいている事も知っていると思います。
逆に低年収でも家族と仲良く暮らし、幸せな家庭も存在します。
なぜこういう事が起こるのか。
お金は確かにあれば豊かにはなれる可能性や選択肢を広げてくれる便利なものです。
お金があれば最高級のご飯を食べられるし、医療も受けられます。
なければ普通のご飯を食べて、普通の医療を受ける事になります。
しかし気付かないといけない事は、
『最高級のご飯や医療』=幸せか
『普通のご飯や医療』=不幸か
です。
現代社会に生きている多くの方は、お金に重きを置き過ぎている傾向にあります。
お金に価値を置き過ぎているとどうなるか。
少し考えてみてください。
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答えは『いくらあっても満足できなくなる』です。
お金は『モノ』です。
人は特に『量産されたモノ』で満足できない生き物です。
これはあなたも体験していると思います。
今使っているスマートフォン、パソコン、時計、財布、服。
今まで何回買い変えてきたでしょうか。
確かに買った瞬間、手に入った瞬間は充実感に満たされていると思います。
ところが年月が経てば、古くなってきてまた新しいものが欲しくなります。
その買い換える頻度が
1年なのか、1ヶ月なのか、1週間なのかが人によって違うだけです。
それが悪いとか新しいものがダメ、欲を捨てろという話ではありません。
『我慢をする力』ではなく『判断する力』を身に付けないといけないという事です。
もちろん、パソコンとかスマートフォンも動きが悪くなってきたら私も同じように買い変えます。
ただし買う時に
『これを手に入れたら本当に満足なのか?』と常に問いかけます。
こうしないとブレてしまうからです。
だってたくさんあった方が良さそうじゃないですか。
最新の方が良さそうじゃないですか。
大事なのは『欲しいから買う』ではなく『必要だから買う』という事です。
幸せになる為には
『最新のもの、多くのものを手に入れる』ではなく、
『満足できるものを手に入れる』にシフトしなければなりません。
『そんな事いっても・・・』と思うかも知れませんが、
これを続けていると、いわゆる『ラットレース』から抜け出せなくなります。
ハムスターが運動のためにカラカラ回すアレです。
物を買う→もっといいものが欲しい→お金が必要→良い物を買えた!
→古くなってきたから新しいものが欲しい→お金が必要・・・
このループを抜け出し、一つ上の視点で考える必要があります。
私もこの事を学び、実践していく事で
『満足できるものを手に入れる』という価値観に変わっていきました。
それ以来、『我慢する』というより『物欲が減った』とつくづく感じます。
例えば今このレポートを作成しているパソコンは中古3万円で買った『MacBookAir2012』です。
このレポートを作成しているのは2020年なので8年前の骨董品です。笑
そして私はこのパソコンで性能面・機能も問題なく
『満足している』から今は買い変える必要がないと考えています。
このように私たちはお金とは切れない関係にあります。
だからこそ、『お金の使い方』を学び、『お金の価値』を知る事が必要となる訳です。
Break Time2
宝くじの高額当選者は不幸になる話
このような事を聞いた事はありませんか?
宝くじ当たったのに不幸になるって俄に信じがたいですが、
3章の話に通じるところがあります。
一言でいってしまうと『お金の使い方』を知らなかったから起こってしまう現象です。
モデルケースとして年収300万円のこのような方がいたとします。
手取り20万円
家賃:5万円
ローン:3万円
食費:5万円
光熱水道費:1万円
通信費:1万円
外食費:1万円
その他雑費:1万円
お小遣い:3万円
計20万円
貯金がなくてちょっと危険そうですね。
ではこの方に6000万円当たったとしましょう。
年収300万の自分では20年に相当する金額です。
そして、この家計簿はそのまま運用できそうでしょうか?
そうです。
まず間違いなく浪費に動きます。
金銭に余裕があったらもう少し良いもの、もう少しいい場所、もう少しいい環境を用意したくなりませんか?
家賃:10万円
ローン:7万円
食費:5万円
光熱水道費:2万円
通信費:2万円
外食費:2万円
その他雑費:2万円
お小遣い:6万円
計36万円
いきなりこのようにはならないと思いますが、
少しずつこのようになっていってしまいます。
6000万円も当たって油断してしまう気持ちもわかります。
しかし大変なのはこの後です。
このように毎月のコストが上がった状態で生活を続けるとそれに慣れてしまいます。
年間432万円の支出だと約15年後には残金がなくなってしまいます。
では残金がなくなったらすぐ手取り20万円の生活に戻せるでしょか?
答えはNOです。
人は生活水準をあげるのは簡単でも下げる事に対し異常にストレスを感じます。
するとこの生活を維持するために借金をし、破産に陥ってしまうというのがよくあるパターンという事です。
なので生活水準をあげるときは『冷静且つ慎重』にならなければなりません。
自分の身の丈にあっていない額を手にしてしまうとこのような事が起こってしまいます。