全ての物には「気」が宿っている

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「気」とはなんでしょうか。。
「気」は目に見えるものでもなく、触れることもできません。
宇宙という存在を明確に知りながらも、その宇宙の果ての存在を見ることも触れる事も出来ないような…
「気」とはそんな宇宙のような不思議な存在です。

日本語にはこの「気」という文字が多用に使われています。
元気、強気、弱気、勇気、病気、電気、磁気、空気、気象など、数えきれないほど「気」という文字が加わった言葉が多様に存在します。
人間が創り出した全ての物には、この「気」が生じて具現化され「形」となって現れたものだといえます。

例えば、スマホが開発され多くの人達に実用されることになったのも、スマホというものを創りたいという「気」が生じたからです。
このような意志(気)が無ければ、スマホなどこの世に存在することはありません。スマホ以外でも自動車や家電、道具など、全ての物は「気」が無ければ形にならないのです。
故に全ての物には、この「気」が宿っているということです。

「気」は見ることも触れることもできませんが、「物」を通じて「気」に触れることができます。
母親が子のために編んだマフラーは、その子への愛情という「気」が生じてマフラーというものを通して子への愛を「形」にしたものです。
この愛情という「気」が生じなければ、マフラーを編むことも無くこの世に現れることもないでしょう。
そして、子は成長し、そのマフラーを見るたびに母の愛情に触れたり、母の面影を目にすることができるのです。

人から贈られた物にはその人の「気」が宿っているのです。
受け取った者は、その人の「気」持ちに触れて様々な感情(気)が生じます。人の繋がりとは、このような「気」を通じて幾重にも縁が連なっていくというこです。

方位を用いる上でも、この「気」をどう感じ、どう通じ合うかが大切です。
吉方の行先にある人や物や景色などには、自身に必要な「気」が宿っているということです。
この宿った「気」を感じたり触れたりして共鳴させることが、吉方を用いる上では何よりも大切なことだと私は思っています。
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