コロナの流行は、働き方、みんなの意識に大きな楔を打ち込みました。
副業を意識する人が増え、始める人が増えました。
企業が従業員の副業を認める流れが加速し、個人事業主、フリーランスといった働き方をする人を支援する動きも出てきました。
副業可を前提に、さまざまなサービスが次々に開発されているのも心強い。
これが今後どういう影響を私たちに与えるかというと……
良いニュース:副業を認める会社が増えた
これはコロナ前から大企業を中心に進められてきましたが、
コロナ→強制リモート→クラウド化が進んだこと、
通勤時間・準備時間を副業時間に充てることができるようになったこと
残業減→収入減
等により、働く人の方も副業を意識する人が増えましたね。
内閣府の調査では、
2012年 262万人
2017年 288万人
2021年 463万人
と10年前と比べて1.5倍以上の増となっています。
というか、明らかに増加が加速しています。
ちなみに日本の就労人口は約5800万人。
だいたい17人に1人が副業をしている計算になりますね。
企業側の背景としては、今後の不況、日本経済の凋落傾向を前提に、ジョブ型雇用を推進したいという思惑があります。
またここに如何ともし難い人材不足、特に実績のあるミドルクラス以上の人材不足が拍車をかけています。
優秀な人材をシェアしたいと思うのは企業だけでなく、官庁、地方自治体も同じ。シェアリングエコノミーはモノだけでなくヒトにも広がっています。
2021年より、就業中の会社員を活用するビジネスインタビューのようなサービスが注目されてきていますし、参入障壁の低さからも副業より複業が主流になっていくんじゃないかなー。
複業が主流でもいいんですが、これまで所属企業が担ってきたサポート・サービスが働く人に行き届かなくなるため、副業者・副業者への支援は企業を超えて一般化していくはずです。
フリーランスの話ではすが、厚労省が東京第二弁護士会に委託して法的支援を行うなど、実際にその流れは強くなってきています。
「フリーランス協会」のようなロビー活動も含めてフリーランスをサポートする団体が賠償補償や傷病保険などを提供し始めてもいます。
これはとてもいいこと😊
副業や複業でも安全運転ができるようになりはじめていますよ。
悪いニュース:競合が増え続ける
ただ、安全運転が可能になっていくのと、実際に副業で利益を出せるかどうかは全く別のこと。
いうまでもなく、副業・複業をする人が増え続ける=ライバルが増え続けるっていうのは大変なことです。
プラットフォームを利用するかしないかは別として、インターネットの世界は上位の数少ない人気者が仕事を独占する人気者経済。
新しく副業を始める人にとっては、始めることは簡単でも、実際に利益を出すのはどんどん難しくなっていくでしょう。
価格競争に巻き込まれないための戦略が必要になってきます。
上位の人気者も決して万全ではありません。
次々と優秀な人が参入してくるので、気の休まる時がありません。
新規参入は常に最低価格、あるいは最低価格を下回る価格で実績を積みますので、人が入ってき続ける限り、利幅を増やして売上を安定させていくことは簡単なことではありません。
ただ、今は過渡期です。
過渡期って大変なんですけど、機会が次々にやってくる幸運が転がっている時期でもあります。
副業を志す人が増えるということは、さまざまなサービスを打ち出す好機でもありますし、学びの機会でもあります。
うまくこの時期を活用して自分を成長させていたくことが大事ですよ。
それで結局どうなの?
副業・副業へのハードルは下がりました!
できることはどんどん始めていきましょう。
ただ、実際に利益が出せるかどうかは別です。ここのシビアな現実は変わりありません。
企業の人を育てる力が弱くなっている現在、自分を成長させる機会は、自分で見つけていかなければなりません。
変化の激しい世の中ですから、現状維持を続けることは、どんどん不利に追い込まれていくことと同じです。
逆に、仕事を通して成長できるマインドを身につけた人は、複業によってより大きな機会を手にすることができる世界になると思います。
アフターコロナの世界、人との物理的な距離と安全性が強く関連する世界ではリモート化の流れは止めようがないと思いますし、世界同時不況に向けて調整が進むことを前提に、副業や副業の新しいサービスが次々に打ち出されていくはず。
この過渡期に、ライフプランの中に「複業・副業」を取り入れ、整えていくっていうことを始めていただきたいと思います。
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これからは自分がやりたいことを表現する能力は必須。
テンプレ、お役立てください。
こちらは一緒に作り上げていくサービス。
起業を意識している方、よろしくお願いします。