5S・20の質問

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ビジネス・マーケティング
これまでに現場視点で5Sに関して記して参りましたが、例えば「必要なモノを定置化し、不要なモノを片付ける」ことで、次の効果があることを加えておきます。

5Sは、
自分だけ効率が良いことを、誰にとっても効率が良いことに変えます。

今日だけ効率が良いことを、いつでも効率が良いことに変えます。

ココだけ効率が良いことを、どこでも効率が良いことに変えます。

つまり5S活動は、部分最適を全体最適に、部門最適を全社最適にする有効な手段であることを押さえておきましょう。

しかも、お金が掛からないことは5S活動の大きな特徴で、5Sが日本発であることにナットクです。

お金を掛けない改善はコスト面だけではなく、即実行でき、即効果が得られるので、これは経営的に非常に魅力的です。

例えば、100万円の生産管理システムを導入するためには、手間と費用が掛かり、効果を得る迄に長時間を要しますが、必要なモノを定置化して表示するだけならば、100円程度で明日から効果を得られます。

更に万が一に失敗しても、大きな損失にはならないので、思いついたら即実践できるのが5Sであり、この特徴を最大限に活かしたいものです。

さて、今回は5Sの総集編として、読者の皆様へ5Sに関する20個の質問を用意しました。

各項目に対し「Yes/No」でお答え頂き、5S活動の参考にしてください。

5S活動を主導する工場長や職場リーダーを想定し、主に5S活動の進め方についての質問です。

進め方にした理由は、5S活動の障壁として「組織が動かない(動かせない)」という声が多いことにあります。

チームマネジメントに関する記事は別途発信する予定ですが、5S活動に絞った組織運営に関する質問になります。

それではスタートします。

1 5S活動の目的は共有されていますか
 (何のためにするのか社員は納得しているか)

2 目標値(ゴール)が設定され、
  実績値を測定していますか

3 5Sの定義があり、
  それは明文化されていますか

4 5Sの定義を掲示するだけではなく、
  意味を理解させていますか

5 5S活動を始めてから数年経過しても、
  見た目の変化だけで評価していませんか

ここ迄いかがでしょうか。
出来ていないことがダメとは考えないでください。

出来ていなことが問題ではなく、出来ていないことを素直に受け入れないこと、または出来ていないことを出来るようにしないことが問題と受け止め、出来ていないことを1つ1つ改善していきましょう。

尚、各項目の内容によっては、賛否あると思いますが、皆様の活動が前進するならば、否定もアリなので、引き続きお付き合いください。

この後20まで参ります。
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