数学と物理で数学的思考が身につかない理由とその対策:元数学教師が語る

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こんにちは。
私は物理学科を卒業し、数学教師としての経験を積んだ後、現在はプログラマーとして活動している酒井純です。
林業のアプリを作ったり、学校の教員向けに講演をしています。
本日は、多くの学生が直面する「数学と物理で数学的思考が身につかない」という問題についてお話しします。
この問題の原因と、その克服方法について、私の経験と視点から共有したいと思います。

【理由】

理由1:問題の解き方を暗記してしまう
数学や物理の問題を解く際に、解き方を暗記するだけでは数学的思考が身につきません。
解き方を理解せずに暗記してしまうと、新しい問題に対応できなくなります。
理解せずに解くことが習慣化すると、数学的思考力が育ちません。

理由2:理解せずに公式を使う
数学や物理の公式を理解せずに使うことも、数学的思考が身につかない原因となります。
公式の背後にある理論や概念を理解しないまま使うと、応用力がつきません。
公式をただ覚えるのではなく、その意味を理解することが重要です。

理由3:抽象的な思考に慣れていない
数学的思考は抽象的な思考を必要としますが、多くの学生は具体的な事例に頼りがちです。
抽象的な概念を理解するためには、訓練が必要です。
具体的な事例から抽象的な概念を引き出す力を養うことが求められます。

理由4:批判的思考が不足している
数学的思考には、批判的思考が欠かせません。
与えられた情報を鵜呑みにせず、自分で考え、疑問を持つことが重要です。
批判的思考が不足していると、深い理解に至らず、応用力がつきません。

【克服方法】

・理解を重視した学習を行う
解き方を暗記するのではなく、理解を重視した学習を行いましょう。
問題を解く際には、なぜその解き方が有効なのかを考える習慣をつけることが重要です。
理解が深まることで、新しい問題にも対応できるようになります。

・公式の背後にある理論を学ぶ
公式を使う際には、その背後にある理論や概念を理解することが大切です。
公式の意味を理解し、その適用範囲や限界を知ることで、応用力が向上します。
公式をただ覚えるのではなく、理解を深める学習を心がけましょう。

・抽象的な思考を訓練する
抽象的な思考を訓練するためには、具体的な事例から抽象的な概念を引き出す練習が必要です。
日常の中で見つけたパターンや法則を抽象化し、それを使って新しい問題に取り組む力を養いましょう。
抽象的な思考は、数学的思考の基盤となります。

・批判的思考を育てる
批判的思考を育てるためには、常に疑問を持ち、自分で考える習慣をつけることが重要です。
与えられた情報を鵜呑みにせず、自分なりの解釈や意見を持つことで、深い理解に至ります。
批判的思考を養うことで、数学的思考力が向上します。

まとめ

数学と物理で数学的思考が身につかない理由は、問題の解き方を暗記してしまうこと、理解せずに公式を使うこと、抽象的な思考に慣れていないこと、批判的思考が不足していることなどに起因します。
これらの問題を克服するためには、理解を重視した学習を行い、公式の背後にある理論を学び、抽象的な思考を訓練し、批判的思考を育てることが重要です。
元数学教師であり、現在プログラマーとして活動する私の経験から、これらの方法が皆さんのお子様の学習に役立つことを願っています。


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