歌い手さん向け:理想的な宅録歌唱データ!

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音声・音楽
こんにちは♪
ご依頼をいただくことが増えてきて、ブログをさぼりがちなピーピPです^^;

今回は歌い手さん向けの内容ですので、よろしければご参考にしてくださいね!
ずばりタイトルにあるような「理想的な宅録歌唱データ」とはです!
どうすれば良いかも合わせてご説明していきますね♪
さくさくいきます!


①部屋の環境ノイズが静か

環境ノイズとは
・空調の音
・PCファンの音
・窓の外の風や車が走る音
・冷蔵庫の音
・ACアダプタのハムノイズ(ジー…という音)

などです。
これらは極力マイクに入らないように工夫しましょう。
例えば窓を閉めるのは当然ですが、マイクの置き場所や向きを工夫することでも減らせると思います。
また厚手のカーテンは遮音性が高いので、窓から伝わる音を減らせる効果があります。

そして、環境ノイズは実は人の声とかなり違う成分で音が構成されているため、「ノイズ除去」が出来ます。
ですので今の時代はあまり神経質にならなくても良いかもしれませんね。
逆にこのノイズの音を学習して音声データをキレイにするので、エンジニア(MIX師)にデータを渡すときはノイズ部分をカットせずに渡すと喜ばれます!


②部屋なりの音が少なめ
部屋なりとは、壁から反射した音のことです。
極端に言えばお風呂場です。

こちらが入っているとピッチ修正がキレイにできなくなることがあり、出来れば反響音が入っていない「ドライな音」を録音するよう心がけてください!

スタジオに行くとよく、スポンジや卵のパックのような形状のものが壁に貼られていると思うのですが、まさにあれは部屋なりをなくすための「吸音材」です。

Amazonなどでも売っているのでぜひ試されるのもいいとは思うのですが、かんたんに吸音できて身近にあるものでも代用可能です。

それは「布団」です!!

布団は音を遮断することはできませんが、吸音することはできるんです。
イメージとして、布団をかぶった人の声は音が曇っているような印象がありませんか?
まさにあれですw

その性質を利用して、あえて布団のある部屋で宅録するのは有効的です!
スタジオにもたまに毛布を見かけるのですが、あれはそういうことだったのでしょうかw(エンジニアさんが徹夜するためではありませんように…)


③リップノイズが少ない
これは気が付いていない人が多いです。
ぺちゃぺちゃ聴こえるリップノイズ、クチャラーと言われていて生理的に嫌われる音ですよね。

歌でももちろんマイクが拾ってしまうので、歌唱データに入ってしまいます。
試しに何も声を出さずに口をパクパク開閉したり、舌を動かしてみてください。
「ピチピチ」と音が聴こえると思います。
それがリップノイズの正体です。

口も舌も動かさずに歌を録ることは不可能ですので…!!
物理的に解決する方法として
・水を飲んでおく
・歯を磨いておく
・リップクリームをつける
などです。
口の乾燥が原因になることが多いので、意識してみてくださいね!

④息が吹きかかったような「ボン」という音が入ってない
カラオケでマイクに息を吹きかけると、低い音でボー!と鳴ることがあると思います。
こちら歌ってない箇所では波形カットで処理ができるのですが、歌っている部分と同じ個所に入っていると、あまりよくないのです。
(除去はできるのですが、声が細くなったり劣化します)

ですのでポップガードを使って、風(息)がマイクに直接かからないようにしてあげてください。
お手持ち出ない場合は、ストッキングやハンカチなどでも作れると思います。
要は布で風を防ぎつつ、音だけを通すような仕組みがあればOKです♪

⑤ヘッドホンやイヤホンからの音漏れが入っていない

こちらも歌唱データあるあるです。
歌だけのデータにヘッドホンから漏れた音楽をマイクが拾ってしまってるのです。
もちろんソフトで除去することもできますが、やはり処理すればするほど音は細く劣化していきますので、入っていないに越したことはありません。

下記の対策方法で緩和されると思います。
・モニターヘッドフォンの音量を下げる
・マイクに近づきすぎていないか確認する(30-50cmは離すといいと思います)
・密閉型ヘッドホンを使う

⑥音が割れていない

これ当然と思うかもしれませんが、たまにお見掛けします。
全体を通すと一見割れていないように感じるのですが、サビの一か所盛り上がる部分だけ一瞬割れていたりすることがあります。

これはソフトで修復が出来なくもないのですが、疑似的な波形に置き換えたりなど「生の歌唱」ではなくなってしまうので、気を付けてくださいね!

下記の対策を行いましょう!
・マイクの入力レベルを下げる
・リミッタープラグインを使う(音がそれ以上大きくならないようにする)

リミッターも音が歪まないわけではないので、お守り程度に考えたほうがいいかもしれません。

やはりマイクの入力レベルを下げて、適正なものにしておくことが一番です。


いつもちょっと文章書こうと思っているのですが、長文になってしまいます( ;∀;)
ここまでお読みいただきありがとうございました!

私が提供しているMIX、整音サービスでは上記のようなノイズが入った歌唱データもキレイに整えることができます♪
併せてよろしくお願いします!



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