AIはドラえもん?ターミネーター?

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先日、欧州連合(EU)加盟国で構成する理事会で、対話型人工知能(AI)ChatGPTなど生成AIを含む世界初の包括的なAI規制法案を承認し、成立しました。

このニュースは多くの人にとって気になる記事だったかと思います。適用は2026年とのことですが、多くの企業で同法による対応が必要になることが推測されます。

日本政府は4月、AI関連事業者向けのガイドライン(指針)を決めました。また海外の動きを念頭に大規模なAI開発者への法規制を模索していた日本政府の動きも気になるところです。

今回EUで世界最初の規制法が成立しましたが、日本と海外ではAIに対する考え方の違いがあるのでしょうか?
AIのイメージをわかりやすく極端な例で言うと、
日本=ドラえもん=友好的な友達
海外=ターミネーター=戦争にすら発展する人類の敵
どちらのイメージも最高と最悪の究極系です。

ただしどちらもあながち間違ってはいないですよね。AIの登場により我々の生活は便利な方向へ進んでおります。ターミネーターのようにAI独自が暴走することは今の所ないですが、AIを用いた犯罪が目立つようになってきました。

AIを規制する法が無かった今までは、よりAIを便利に使おうと皆がAIにとりあえず触れ、アイデアを出し合っていました。

新しいものが広がるとそれを規制する法ができるのは世の常です。
AIも同様ですね。

EUのAI規制法ではAIを用いて宗教、性的指向、人種によって人々を分類することを禁止しました。規制法なくしてAIの開発が進めば、そのうちAIに感情を持たせようとするでしょう。感情とは主観的なものなので、一定の差別が働いてしまいます。それこそターミネーターの時代襲来です。

これからはAIの新時代です。
今までは新しい発想で自由に使っていました。これからは規制の中で正しく使うことがより必要になってきます。

今回EUで成立したのは規制法です。禁止法ではありません。EU議長国ベルギーの政府は同法の成立は「信頼性や透明性の重要性を強調し、欧州の技術革新を後押しできる」と発表しました。
AIを規制することでさらに技術は発展し、皆が正しくAIを使えるといいですね。




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