水資源を大切にしていきましょう。

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正確な理由は忘れてしまったのですが、私は以前、神社で「水を汲んで」飲食に利用していました。

あれは地下水だったのでしょうか?コーヒーなどは、マイルドで美味しく感じたものです。

しかし、水汲み場から駐車場までが遠くて、参道をヒーヒーと言いながら、汲んだ水を運んだのが懐かしい思い出です(笑)

「水」つながりの話になりますが、

半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の新工場が熊本県菊陽町に建設されていることは、ご存知の方も多いかもしれません。

開所式が2月24日に行われて、2024年内の量産開始を目指しているとのことです。

ここで半導体の説明をします。

半導体(はんどうたい)とは、金属などの導体と、ゴムなどの絶縁体の中間の抵抗率を持つ物質である。半導体は、不純物の導入や熱や光・磁場・電圧・電流・放射線などの影響で、その導電性が顕著に変わる性質を持つ。この性質を利用して、トランジスタなどの半導体素子に利用されている。
(ウィキペディアより)

ちょっと難しいですよね?

しかし、実際の使用例を見ると、身近なものであると感じます。

例えば、パソコンを動かすCPU、携帯電話やスマートフォン、デジタルカメラ、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、LED電球などのデジタル家電に半導体は使われているのです。 

九州においては、大小の規模の違いはありますが、約1000社に及ぶ半導体関連企業が集まっており、そのうちの200社以上が熊本県にあるそうです。

また、半導体製造の過程では「綺麗な水」というものが必要不可欠で「ウエハー」の製造中に発生した雑質の洗浄に使われるそうです。

上記の「綺麗な水」の宝庫である熊本県菊陽町に新工場の建設が決定したのは必然であったのでしょうが、私が懸念しているのは、使用する水の量が莫大であることです。

昨年の日本経済新聞のWEB版からの引用ですが、

〜新工場で使用する地下水の量を、当初計画の1日1万2000トンから8500トンに3割削減する方針を明らかにした。工場内に高度な水処理設備を設置し、工場内の水リサイクル率を75%に高める計画だ〜

この記事を読むと、地下水の使用量を減らす計画であり、良いことではないですか?と思われるでしょうが、つい先日、新工場の近くに「第2工場」を建設することが発表されましたね。

素人考えですが、1つの工場で8500トンですから、2つで17000トン以上になる計算です。地下水は大丈夫でしょうか。

いろいろ書きましたが、半導体は身近なものであり、私もお世話になっておりますので、生産について文句を言うつもりはありません。

ただ「どうか、貴重な水資源を大切に扱ってください」ということをお願いしたいです。

私の心配が杞憂(きゆう)に終わり、熊本県の豊かな自然が、これからも維持されていくことを願っています。

それでは、また。




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