盗用していて低品質なのが問題

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AI-Generated、AI生成の画像や記事ができるのは、ネット上にあるさまざまな「文章・画像」を学習しているからというのは耳タコだと思いますが、写真や画像だけでなく、文章にも著作権が存在します。

GPT4なんかは比較的最新の記事からもバンバン文節や単語を盗用して、捏造を交えながらそれっぽい記事に仕上げます。ChatGPTのAIPRMのHumanWrittenなんかはまるで人が書いたような…を謳っていますが、元は複数人の誰かの記事からネタを拾ってきて書き出してるだけです。人間のライターがやってることも同じですが、盗用にならないように創意工夫・努力して書いてます。マネっこすれば当然盗用になります。

人がやってもAIがやっても盗用で、著作権侵害になる行為だというだけの話です。多少似た表現になるのは仕方がない上に引用明記されていればたいていは許容されますが、AI生成の記事は引用を書きません。その分、余計に悪質です。また、見出し構成や言い回しまでまるっと似せて、記事の中身は3割虚偽が混じる…みたいなこともあるため、AIブロガーをあえて名乗る者の記事はどれだけ校正や編集をしていても盗用したこと前提の記事であることが問題になります。

AI Text ClassifierやGPTZeroを騙せるほどに編集して、Web重複確認までして問題ないのであれば公開しても良さそうな気がしますが、そこまで手をかけるってことは、もうお前さん、記事書くの好きやん…って話になるので、自分で書いたほうが早いですよ…という結論に至ります。

そもそも自動生成、量産記事はインデックスされないものです。AIブロガーを名乗るのは「私の記事は自動生成なのでインデックスしないで&私は著作権侵害をしているブロガーです」って言ってるようなものなので、絶対やらないほうがいいです。記事が増えていけば、盗用記事も増え、敵も増えるため、リスクしか残らないブログが出来上がります。

画像やイラスト、写真もそうですが、文章も時間と手間がかかっています。例えば、「A市に〇〇があった」というたった9文字の事実を書くために、車両交通費、燃料費、入場料、電気代、撮影代などがかかっている上こういうオリジナルの情報資源を盗用していれば、当然問題になります。こういうのは引用をして、引用元URLを記載して書いてあればまぁ許されるのですが、AIブロガーの記事では引用元URL書けませんよね。AIブロガーは訴えられて、慰謝料とられて裁判費用も支払うことになってマイナスの方が増える…というリスクが常にあるんです。

ウェブライターも同じで、AI Text ClassifierやGPTZeroなどAIが書いたかどうか判定できるツールが既にありますので、クラウドソーシングや個別取引でAI生成の文章を納品してたらバレるわけです。しかも実質盗用扱いなので、ウェブライターとしての依頼は二度と来なくなります。だって、AIに書かせればいいなら、依頼者が自分でAIに書かせれば良いわけで…。AIライターは存在意義がないんです。

依頼者も盗用記事は実務に使えないので、AI執筆に頼れません。だからウェブライターに依頼しているのであって、AIライターがいると需要と供給が崩壊しているし、目的ともずれるんです。

盗用されるとすぐに通知が来るCCCというWordPressプラグインもありますので、マイナージャンルならばコピペ目的でコピーされたかどうかIPアドレスやユーザーエージェント込みで分かります。この界隈狭いので、そんな事して記事を公開したら、すぐにスクショ&証拠確保されて、容赦なく訴訟されるってことも結構ありますのでAIブロガーはやめたほうがいいです。

ニュース性の高いものは著作権ないとか…どうのこうのあったかもですが、GoogleNewsPublisher登録してニュースサイトをやるなんていう過剰労働方面地獄行きみたいな選択はしないでしょうから、既にAIブロガーをやってて記事を公開しているなら、いつかとんでもない規模の訴訟を起こされることに怯えながら暮らすことになりますので、早めに足洗ってください。

裁判起こすときは、ある程度証拠がまとまってからイッキにやったほうが弁護士的には仕事が一つで済み、単発で盗用してる人より反復・継続的に盗用してる事実がある証拠があったほうが慰謝料の額が上がりやすいですからね。
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