スローガンのつくりかた。

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ビジネス・マーケティング
コピー制作というサービスを設けているので、時々、会社や活動のスローガンを制作してほしいというご依頼をいただきますが、私どものココナラでのサービスでは、スローガンの制作は行っていませんのでお断りしています。

「スローガンもコピーではないのか?」と思われるでしょうが、少し違うのです。一般的にコピーとは商品の宣伝のための文案のことを指します。
スローガンも文案ではあるのですが、「宣伝」というよりは、理念であり、共感や自覚、共有、意思表示という目的のためのものです。
そのため、それを導き出すには、いろいろなお話をお聞きしなくてはならず、数千円ではいどうぞ!というような簡単なものではないのです。基本的には。

そこで、スローガンをご自身で導き出すためのヒントになる考え方をひとつご紹介します。

それは、ご自身の会社や団体で、苦労しながらでもやっている事業や活動があると思いますが、苦労しながらでもやっている理由を考えるということです。

企業なら、商品開発で苦労された、あるいは販売で苦労された、団体や活動でも、許認可に苦労したとか、つらい思いをしたなど、とにかくしんどいけどやっている、あるいはやり遂げたということがあると思います。
そんなにしんどいならやめたいと思ったこともあるかもしれません。苦労して苦労して、だめかと思ったことがあるかもしれません。
しかし、やめなかった。・・・なぜですか?
その理由こそが、その企業や事業、活動をやっている根本的な「思い」であるはずです。
それを簡潔な言葉に表現すればよいわけです。
それがすなわち、自覚であり、主張であり、社会へのメッセージであり、社会から共感を得るものであるはずです。
いってみれば、その企業や団体と社会との接点であるのです。

そういうふうに考えていくと、自社のあるいはご自身の活動では何をスローガンにすればよいかが見えてきます。社員さんや仲間と考えてみるのも良いかもしれません。

こういう導き方もあります。
質問「そんなにしんどいのならやめれば?なんでやってるの?」
回答「それは○○○○を○○○○したいからだよ」

この「○○○○を○○○○したい」が、根本の思いであり、スローガンの素になります。

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