【Biology SL】今日4/19の過去問(遺伝学)

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こんにちは。
Biology SL/HLの指導経験がある桜井です。
このブログでは、IBのBiology SL/HLの過去問を紹介し、IB生の勉強をサポートしていきます。
「自分の解答を採点してほしい!」というご希望がありましたら、ぜひご依頼ください。
(もちろん当ブログだけでも十分な勉強になるようにします!)
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では今日は「遺伝学」について、やっていきましょう。
問題①
ダウン症は、絨毛膜標本採取により出生前の検知が可能である。この検査に用いる細胞を採取する場所を、次の中から選びなさい。
A.胎児の周りにある羊水
B.胎児の消化器系
C.胎盤の組織
D.母親の子宮内膜

問題②
いくつかの真核生物が(人工的な方法ではなく)、自然な方法でクローンをつくる方法を簡単に述べなさい。[3]

<答えはスクロールしてください>
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<答え>
問題①
ダウン症は、絨毛膜標本採取により出生前の検知が可能である。この検査に用いる細胞を採取する場所を、次の中から選びなさい。
答え:C(胎盤の組織)
★解説
胎盤は胎児由来の細胞のため、胎盤の細胞を調べてダウン症かどうか判断できます。
また、胎児の消化器系の細胞を調べることでもダウン症かどうか判断できますが、胎児の消化器系の細胞を直接採取すると、その後の成長に悪影響を及ぼすため不適切です。

問題②
いくつかの真核生物が(人工的な方法ではなく)、自然な方法でクローンをつくる方法を簡単に述べなさい。[3]
a. クローンは遺伝的に同一の生物である
    or 1つの親細胞から由来する細胞群である
b. 植物における無性生殖は塊茎/走出枝/球根がある
 ※植物における他の適切な例でも正答
c. ヒドラの出芽のような無脊椎動物の方法
 ※動物における他の適切な例でも正答
d. 酵母や菌の出芽
 ※菌における他の適切な例でも正答
e. ヒトにおいて、同じ細胞から由来する双子/一卵性双生児はクローンである
 ※単に双子では不可(二卵性双生児もあるため)
★解説
無性生殖の種類とその代表的な生物をセットにして把握しましょう。
知識問題なので、得点源にできるとよい問題です。

いかがでしたでしょうか?
遺伝の分野では、血統図を読み解く問題も多く出題されます。

ブログの閲覧ありがとうございました!
次回もよろしくお願いします。


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