『キク』力

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『キク』力

今回の内容は聞き上手になるためにという題名で『キク』力について書いていきます。

『キク』力といってもいくつか漢字があるのは皆さんもご存知の通りだと思います。
漢字で書けば、『訊く』(askアスク)・『聞く』(hearヒア)・『聴く』(listenリッスン)があります。

まず「訊く」というのは英語で言えばアスクです。
つまり、尋ねる聞き方です。これは能動的聞(訊)き方です。
質問する力と言ってもいいかもしれません。
実はこの訊くという聞(訊)き方はあまり重要視されていないようですが、相手とお互いの意識を通じ合わせていくには、いかに相手に質問をしていくのかがとても大切なことでもあるのです。
ただ純粋に聞いていたとしてもお互いの意志の疎通ができなければ、そこでは何も意味の時間だけが流れていきます。
相手との会話を楽しむのであれば、相手が話しやすいようにうまく質問をし訊くことが重要になってくるのは理解できるはずです。

次に「聞く」ですが、これは一般的によく使われている言葉で英語であればヒアになります。
聞くというのは受動的聞き方であり、意識して聞くのではなく、自然と耳に入ってくる感じです
きっとほとんどのケースでこの「聞く」を使っているのではないでしょうか?
私の話ですが、学生時代あまり勉強が得意ではなく、授業に出るのもある意味苦痛でもありました。
しかしそこで先生の話を聞かないわけにもいかず、私はただ単に聞いていたのです。
私にとってあまり興味を持てないことでしたので、頑張って説明を聞こうとしてもほとんど頭には入ってきません。
つまりその時私は先生の話を受動的に聞いていたのです。
きっと皆さんにも似たような経験があると思います。あなたも意識することもなく聞いた話はほとんど覚えていないでしょう。

最後に「聴く」です。
英語で言えば(リッスン)です。
これは能動的聞(聴)き方になります。
この能動的聞き方というのは漢字を見てもらえれば理解してもらえるとは思いますが、耳に十四の心と書きます。
つまり十四の心とは言わないでも、少しでも多く心を持ち色々な視点で相手を理解しようという聞(聴)き方になります。よくカウンセラーの聞(聴)き方とも言われます。
カウンセラーは相手のいうことを否定せず、受け入れて理解することに意識を向け、話を聞(聴)いています。

今回のキク力ですが、ただ単に聞くことであれば、技術的なことは学ばなくても自然にしていると思います。
重要なのは、相手が自然と気持ち良く話ができるように能動的に訊く・聴くことです。これらははっきりいって技術です。
技術は努力しだいでいくらでも身につけることができることをご理解ください。

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