junction ~わたしの人生を変えたこと①~

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コラム
娘の中学校の入学式の朝、左腕に痛みを感じました。


前日に支度しておいたセレモニースーツのハンガーに手を伸ばそうにも痛みで腕が上がらないのです。


筋肉痛とも打撲とも違う、経験したことのない痛みでした。


そこから、痛みは強さを増し痛む箇所が増えていきました。

痛む体をかばいながら子育てと仕事を続けてきました。


手指の関節炎と激しい疲労感で座っていることも出来なくなり、やむなく仕事を休職。


この先、わたしの体はどうなってしまうのだろう・・・。


子どもたちをこの先どうやって育てていこうか。


大好きな仕事、大好きな仲間に迷惑をかけてしまう。


不安と罪悪感でぐちゃぐちゃな心。


突然、透明なアクリルケースにすっぽりと閉じ込められてしまったような、そんな感覚におちいりました。


当たり前のように時は流れていて、これまで同様に社会は回っています。


職場はきっと今日も慌ただしくて、子どもの学校では淡々と授業が進められているでしょう。

たしかに、私もその社会の中にいるはずなのにアクリルケースの外に出ることができない。


見えるのに触れることの出来ない閉塞感を感じた、8年前の5月半ば。


何年経ってもこの季節になると胸がチクっとするのです。

  ~②へつづく~

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