海外FXで利益が出たら確定申告は必要?節税方法も解説!

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海外FXで利益が出たら、確定申告は必要ですか?
国内FXと確定申告の違いは?

この記事では、海外FXの税金や確定申告のやり方について、節税方法も含めて解説します。


海外FXの利益は課税対象?

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海外FXで利益が出た場合、その利益は雑所得に分類され、総合課税の対象となります。つまり、他の所得と合算して、所得税が課税されるということです。

所得税率は累進課税で、所得金額に応じて税率が決まります。2023年12月現在、所得税率は最高45%です。

例えば、給与所得と海外FXの利益の合計所得が300万円の場合、所得税率は20%となり、税額は60万円となります。

海外FXで利益が出た場合は、確定申告をして、所得税を納める必要があります。確定申告の際には、海外FX業者から発行される「取引報告書」を提出する必要があります。

なお、海外FXの利益は、国内FXの利益と合算して確定申告を行うことはできません。


海外FXの確定申告の流れは?

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海外FXで利益が出た場合、確定申告は次の流れで行います。

    確定申告書を作成します。
    必要書類を準備します。
    確定申告書を税務署に提出します。

1. 確定申告書の作成

確定申告書は、国税庁のホームページからダウンロードするか、税務署で入手することができます。

確定申告書は、所得金額や所得控除、税額控除などを記載する書類です。海外FXで利益が出た場合は、雑所得として「雑所得の金額」に利益額を記入します。

また、損益通算や繰越控除をする場合は、損益計算書を作成する必要があります。損益計算書は、利益と損失を計算するための書類です。

2. 必要書類の準備

確定申告書を提出する際には、次の必要書類を準備する必要があります。

    確定申告書
    取引報告書
    損益計算書(損益通算や繰越控除をする場合に限る)
    印鑑

3. 確定申告書の提出

確定申告書は、税務署に提出するか、郵送することができます。

税務署に提出する場合は、最寄りの税務署に持参するか、郵送することができます。郵送する場合は、郵便局の「確定申告書等の郵送に係る封筒」を利用すると便利です。

郵送で提出する場合の期限は、翌年の3月15日です。

なお、e-Taxを利用すれば、インターネット上で確定申告を行うことができます。e-Taxを利用すると、郵送に比べて早く確定申告が完了します。

海外FXの確定申告は、国内FXの確定申告と比べると、手続きが複雑です。そのため、事前にしっかりと準備しておくことが大切です。


海外FXの節税方法は?

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海外FXで利益が出た場合、確定申告をすることで、節税効果が期待できます。

海外FXの節税方法には、次のようなものがあります。

■損益通算や繰越控除

損益通算とは、同じ年に発生した複数の雑所得の損益を相殺する方法です。損益通算を行うことで、税額を減らすことができます。

繰越控除とは、損失を翌年以降に繰り越して、その年の所得から控除する方法です。繰越控除を行うことで、損失を翌年以降に活用することができます。

■経費の計上

海外FXで発生した費用は、必要経費として計上することができます。必要経費として計上することで、利益を減らすことができます。

海外FXで必要経費として計上できる費用には、次のようなものがあります。

    取引手数料
    通信費
    パソコンやソフトの費用
    セミナーや講座の費用

■所得控除の利用

扶養控除や配偶者控除などの所得控除を利用する方法もあります。所得控除を利用するすることで、税額を減らすことができます。

海外FXの節税方法は、複数の方法を組み合わせることで、より効果的に節税することができます。

具体的には、損益通算や繰越控除で利益を減らし、経費を計上して利益をさらに減らし、所得控除を活用して税額をさらに減らすというように、組み合わせることができます。

ただし、節税方法を活用する際には、税務署の判断によっては、認められない場合もあります。そのため、事前に税務署に確認することをおすすめします。


海外FXと国内FXの確定申告の違い

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■申告方法

国内FXは、金融商品取引業協会(JFSA)に登録されている業者を利用した場合、年間損益報告書が送付されます。この報告書を確定申告書に添付することで、確定申告が完了します。

一方、海外FXは、JFSAに登録されていない業者を利用するため、年間損益報告書が送付されません。そのため、自分で取引履歴を取得し、確定申告書に記載する必要があります。

■税率

国内FXは、雑所得として総合課税の対象となります。そのため、課税総所得金額に応じた税率(超過累進税率)で課税されます。

一方、海外FXは、申告分離課税の対象となります。そのため、所得税15パーセント(他に地方税5パーセント)の税率で課税されます。


海外FXで利益が出たら、確定申告を忘れずに行いましょう。

確定申告をすることで、節税効果が期待できます。また、申告漏れがあると、ペナルティが科される可能性もあります。

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