FX「雲」の見方・使い方完全解説!トレンド転換を見抜くためのテクニック

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FXでトレンド転換を見抜くためのテクニックとして、よく用いられる「雲」という指標をご存知でしょうか。雲は、一目均衡表というテクニカル分析手法で用いられる指標のひとつで、トレンドの方向性や強弱を判断するのに役立ちます。

本記事では、雲の基本的な見方・使い方から、注意点までをわかりやすく解説します。FXでトレンド転換を狙っている方は、ぜひ参考にしてください。


雲とは何か

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FX用語の「雲」とは、一目均衡表で使用される5本の補助線のうち、先行スパン1と先行スパン2の間の幅のことを指します。

1.雲の構成要素

雲は、先行スパン1と先行スパン2の2本の線で構成されています。

    先行スパン1:基準線と転換線の平均値を26日先行して表示させたもの
    先行スパン2:過去52日間の最高値と最安値の平均値を26日先行して表示させたもの

2.雲の役割

雲は、相場のトレンドを予測する際に役立つ指標です。

    ローソク足が雲の上にある場合:上昇トレンド
    ローソク足が雲の下にある場合:下落トレンド

また、雲は、相場の反転を予測する際にも役立ちます。

    ローソク足が雲を下から上に突き抜けた場合:上昇トレンド転換の可能性
    ローソク足が雲を上から下に突き抜けた場合:下落トレンド転換の可能性

雲は、一目均衡表で最も重要な指標のひとつです。相場のトレンドや反転を予測する際に、ぜひ活用しましょう。


雲の見方

一目均衡表の5本の線のうち、先行スパン1と先行スパン2の間の幅のことを「雲」と呼びます。雲は、相場のトレンドや反転を予測する際に重要な指標となります。

1. 雲とローソク足の位置関係

雲とローソク足の位置関係から、相場のトレンドを判断することができます。

    雲の下にあるローソク足:下落トレンド
    雲の上にあるローソク足:上昇トレンド

雲の上に位置するローソク足が雲を下から上に突破した場合は、上昇トレンドに転換する可能性が高いと判断されます。逆に、雲の下にあるローソク足が雲を上から下に突破した場合は、下落トレンドに転換する可能性が高いと判断されます。

2. 雲の厚み

雲の厚みは、相場のトレンド転換の難易度を判断する際に役立ちます。

    厚い雲:トレンド転換が難しい
    薄い雲:トレンド転換が起こりやすい

厚い雲の場合は、トレンドが強く、簡単には反転しないと考えられます。逆に、薄い雲の場合は、トレンドが弱く、反転しやすいと考えられます。

雲は、相場のトレンドや反転を予測する際に重要な指標です。雲とローソク足の位置関係や雲の厚みを把握することで、相場の動きをより正確に判断することができます。


雲の使い方

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雲は、一目均衡表の5つの線のうち、先行スパン1と先行スパン2の間の幅のことを指します。雲は、相場のトレンドやレンジを判断する際に重要な指標として用いられます。

1.トレンド転換の判断

雲は、トレンド転換の判断にも用いられます。ローソク足が雲に突入した場合、トレンドが転換する可能性があると判断できます。

具体的には、以下の2つのケースが考えられます。

    ローソク足が雲の下から上に抜けた場合、上昇トレンド転換の可能性がある。
    ローソク足が雲の上から下に抜けた場合、下落トレンド転換の可能性がある。

ただし、雲が厚い場合は、トレンド転換が難しいと判断されます。

2.エントリー・エグジットの判断

雲は、エントリー・エグジットの判断にも用いられます。雲を活用したエントリー・エグジットの方法は、以下の2つが一般的です。

    雲を突破したタイミングでエントリー・エグジットする

ローソク足が雲を突破したタイミングでエントリー・エグジットすることで、トレンドに乗った取引をすることができます。

    雲の下限・上限をサポート・レジスタンスとして利用する

雲の下限・上限をサポート・レジスタンスとして利用する方法もあります。ローソク足が雲の下限・上限を下から上に抜けた場合、上昇トレンドが継続する可能性が高いと判断できます。逆に、ローソク足が雲の下限・上限を上から下に抜けた場合、下落トレンドが継続する可能性が高いと判断できます。

雲は、一目均衡表の重要な指標であるため、使い方を理解しておくことで、トレンドの判断やエントリー・エグジットのタイミングを判断しやすくなります。


雲の注意点

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雲は、一目均衡表の重要な要素の1つです。しかし、雲を利用した分析を行う際には、いくつかの注意点があります。

1.雲の反発力

雲は、抵抗帯として機能します。そのため、ローソク足が雲に近づくと、反発される可能性が高いです。

例えば、上昇トレンドにおいて、ローソク足が雲の上に位置している場合、雲を突破して上昇を続ける可能性が高いです。しかし、雲に近づくと反発される可能性もあり、上昇トレンドの継続が危ぶまれる場合があります。

2.雲の変化日

雲は、先行スパン1と2の動きによって変化します。先行スパン1と2がクロスする日を「雲の変化日」と呼び、相場の転換の目安になるといわれています。

そのため、雲の変化日近辺では、相場の動きに注意が必要です。

以下に、雲の注意点をまとめます。

    雲は、抵抗帯として機能する。
    雲に近づくと、反発される可能性が高い。
    雲の変化日は、相場の転換の目安になる。

これらの注意点を踏まえて、雲を利用した分析を行うことで、より正確な相場予測が可能になります。

雲は、FXでトレンド転換を見抜くための重要な指標です。しかし、雲の反発力や雲の変化日などの注意点も理解しておかなければ、誤った判断をしてしまう可能性があります。

本記事で解説した内容を参考に、雲を正しく理解して、FXで成功しましょう。


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