アドバイスを行っていると、飲み込みが早い人がいます。
これは自分でもそうなのですが、すぐに分かるときとなかなか分からないときがあります。
それはなぜか?
人は、教えた時ではなく自分で気づけたときにしか吸収できないからです。
そして、アドバイスは、そのきっかけでしかありません。
早く吸収できる時は、自分に関連することだったり、自分のステージがそこにあるときです。
これは、レベルの問題ではなく、あなた自身のステージの問題です。
だから、同じことを言ってもステージよって受け取る印象は異なり、すぐに得られるときとなかなか得られない時があるということです。
そして、たまに自分の中に答えはあると言う人がいますが、これはもっともっぽいのですが、実は「前提条件」が必要です。
そして、その前提条件がなければそもそも答えなど出るはずないのです。
では、その前提条件とは何か?
それは
「情報のインプット」です。
人間は、高性能な検索エンジンです。
当然、はじめに情報を入れなければ空っぽの状態です。
そして、この空の状態では、自分の中から答えなど出るはずありません。
その為にもまずは頭の中に情報をインプットすることが大切となってくるのです。
そして、その情報を使う場合は、入れるだけでは意味がなく、必要なときに引き出す作業が必須になります。
その引き出す作業とは、
自分自身への「質問」です。
あなたはこれまでに、こんなことを聞いたことありませんか?
寝る前に自分に質問して寝ると、朝には答えが出ていると。
これは寝ている間に脳の中の検索エンジンが働いているからです。
だから、起きた時に「答え」が出てくるのです。
しかし、情報がない人が脳に対し答えを探しても、答えは「ヒットしませんでした」となり、何も得ることはできません。
だから、あなたが何かを得る時に意識しなければいけないのは、自分の状態を知ることです。
自分が聞く状態になっていなければ、いくらいいことを教えてもらってもすぐに役に立つことはなく忘れます。
では、どのようにアドバイスを求めればいいのか?
それは
自分の中を検索しても見つからないもの。
です。
そう、自分はそのことについて知りたい(聞く状態)であるものについてアドバイスを求めるということです。
たまにどうでもいいことに拘る人がいますが、それは3秒後に忘れるだけなので、拘っても意味がありません。
それはただの「自己満足」です。
そうではなく、このように聞く状態を作った上でアドバイスを求めると気づくことも出来、成長も加速します。
そして、あなたがアンテナを立てると決めるだけで脳はロックオンされ、すぐに必要な答えは見つかります。
あなたは今、何について興味があり、どんなことに対し聞く耳を持っていますか?
ということで、今回はここまで。