リストホルダーを狙う①

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ビジネス・マーケティング

突然ですが、あなたは今、お客様を一人ずつ探していますか?

もし一人ずつ探しているんだとしたら大変ですよ。
毎回毎回、新規のお客様を探しているってことは、それって、お客様がどこにいるかを手さぐりで探しているのと同じ状態なんですから。

これだと、労力もかかりますし、時間もかかっちゃうんですよね。
それよりは、「たくさんのお客様を抱えている人」を一人探したら、すごく楽だと思いませんか?

だってそうしたら、その人にアプローチすれば一気にお客様を獲得できますよね?


これが「リストホルダー」という考え方なんですよ。

要は「お客様リストを持っている人」っていうのを「リストホルダー」って言うんですけど。そうすると


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その人にだけアプローチすれば、
後はその人にぶら下がってる人が
一気に来てくれるわけですよ。
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例えば、企業を狙いたいとしますよね?
じゃあ、企業を沢山持っている人って誰だと思います?

まぁパッと思い浮かぶのは、たとえば、商工会議所とか、法人会とか、後は例えば、弁護士さんとか税理士さんとか…。そういった方々が、パッと思い浮かびますよね。

じゃ次、例えば「子供を抱えている人」って誰だと思います?
まぁこれもパッと思い浮かぶのは、保育所とか幼稚園とか幼児教育をしている団体とかじゃないでしょうかね?

つまり、そういうものが「リストホルダー」にあたるんですよ。

そうすると、子供一人一人に声をかけるのって大変じゃないですか?


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それを、幼稚園に声をかけてしまう
ってことなんですよ。
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例えば、一つ例があるんですけど。

野菜の農園場をやってる方がいたんですね。
その方は「子供に無農薬の野菜を食べてもらいたい」という思いがある方なんです。

そうしたら、どういう風に考えたらいいかというと。
そもそも、一人一人に声かけるのって大変じゃないですか?
それに子供って、野菜が嫌いな子が多いじゃないですか。


じゃあどういう風にすればいいかって言うと、その人がやったのは、まず幼稚園に声をかけたんですよ。

でもいきなり「幼稚園で野菜食べてくれませんか?」なんて言っても食べてくれないじゃないですか?

じゃあ何を提案したのかっていうと、まずは「野菜体験」をさせたんですよ。要は「野良作業」ですよね。

それを無料で、バスから何からこちらで全部用意します、って言って来てもらって、農場体験をさせたんですよ。

そうすると、そこで獲れた野菜を食べるとやっぱりおいしいじゃないですか。子供たちも体験しているんで。それに、自分が獲った野菜だったら、いつもは食べられないニンジンでも食べられるようになるじゃないですか?


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そこで「無農薬野菜」を一箱プレゼント
したんですよ。来てくれた人には。
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そうすると、自分が獲って、しかも美味しかった野菜が後から一箱「無農薬野菜」が届くんですよ。
そうしたら、今まで野菜嫌いだった子供がどんどんどんどん食べるようになりますよね?そうすると、親は嬉しいですよね?安い野菜で食べないよりも、ちょっと高かったとしても食べてくれる「無農薬野菜」の方が嬉しいですよね?


。。。ただそれを、幼稚園の前でチラシを配ったところで反応あるわけないですよね?
「ウチには関係ない」って思いますよね?


でもそれを、リストホルダー、つまり幼稚園側を味方につけて、そこに対して無料オファーをかけるんですよ。
そしてこれを何回かやっていくうちに、幼稚園側もこれを恒例化してくれて、遠足として定期的にやってくれるようになったんですよ。

しかも、行ったら一箱無料でもらえるわけじゃないですか。もう、いたれりつくせりですよね。
そうすると、幼稚園側も子供も嬉しいですし、保護者の方からも喜ばれますよね?

要は、これがポイントなんですよ。
要は


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リストホルダーさんから感謝される存在に
しておかないといけないって事なんですよね。
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例えばこれが、リストホルダーさんがお客様に紹介したら恨まれる存在だったら、もうそこで信頼関係なくなっちゃいますよね?

でもこれが、子供にも喜ばれて、保護者さんにも喜ばれたらまた幼稚園は次やりたいと思いますよね?だって、リスクがまったくないんですからね。無料でありがたいですよね?企画ができて。で、しかもお土産までもらえるんですから。


と、まぁこういう風に全部設計して考えて行くんですよ。

で、もっと極端なことを言うと、例えばマッサージ店をやりたいとしますよね?


。。。あぁ、これは長くなりそうなパターンなので続きはまた次回に。



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