見込み客の現実を常に把握する

記事
ビジネス・マーケティング

まずこのタイトルにある「見込み客」
についてなんですが、

この「見込み客」っていうのをみなさん非常に
ないがしろにされている方が、凄く多いんですね。


ここを外してしまうと「一切商品が売れない!」
っていうお話しを、
今日はしていきたいと思います。


まず、お客様は「あなたの商品に寄せてくれる事」
っていうのは絶対にない!っていうのを原点に
考えていただきたいんですよ、まずね。


お客様は「自分の悩みとか痛みとかといった現実を
あなたの商品に寄せてくれること」なんて、
絶対にあり得ません!


では、どうすればいいかと言うと、



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まずあなた自身が「お客様の現実を知って」
その上で「“自分が”お客様の現実に寄せて行く」
しかないんですね。
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ここを大きく勘違いすると、
商品っていうのは一個も売れないんですよ。


たまに自分の好きなものとか自分が売りたいものを
作って、売れている人っているじゃないですか。


でもそれは単に
「見込み客の現実」と「自分の商品」が、
たまたま偶然合致したってだけの話なんです。


ただそんな偶然なんか、そうそう起きる訳ないじゃ
ないですか。


なので、一発屋の人って、たまたまの人が多い
っていうのは、そういう事なんですよ。
たまたま時代の流れで、たまたま自分が考えた
商品が、たまたま見込客の現実とマッチしたから
売れた、ってだけなんですよ。


ただそれを、自分の才能と勘違いする人が多いん
ですけど、それはたまたま偶然合致したってだけ
なんですよね。


でも、ビジネスっていうのはずーっと継続していく
わけじゃないですか。

そんな中で、そんなラッキーが何度も続く事なんて
ないですよね。


じゃあ、どうすればいいのかって言うと。



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「自分視点」ではなく「見込み客」の視点で考えて
いくと、外さなくなってくるんですよ。
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要は、自分が作ったものを
「これ欲しい人どうですかー?」ってやっても
なかなか向こうから寄ってきてくれないですよね?

それができていたら、とっくの昔に集客できている
わけですから。


そうじゃなくて、
見込み客に「何が欲しいですか?」って聞いて、
それを作るんですよ。


まずは、見込み客の現実をリサーチするんですよ、
聞くんですよ。

「何が欲しいですか?」って聞いて、
それを作るのってすごく簡単じゃないですか?


だからポイントは、この
「見込み客の現実をまず把握する」
ってことなんですよ。


多くの人が間違えてしまうのが、
このことなんですよ。



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自分の好きな商品だったり、自分がつくりたい商品
売りたい商品を出してしまうんですよ。
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あと自分の言いたいメッセージを伝えてしまったり
とかね。

この「自分が言いたいメッセージを伝える」
っていう行為がまたダメで。


重要なのは、常に意識しなければいけないのは、
見込み客を軸にした言葉とか、
単語の言い回しなんです。


「言葉」「単語」「言い回し」。
これをまず軸に考えなければいけないんですよ。


だから、たまに「小学5年生とか、そういった
誰もが分かるような言葉を使いなさい」って
教える人がいるんですけど、まぁ間違いではないん
ですけど、でもそれだけだとちょっと不足してるん
ですよね。


要は「見込み客が使っていたり、信じている言葉を
を使う」必要があるんですよ。


その人たちが、例えばその業界の専門用語を
もう知っているんであれば、別に小学5年生に
通じない言葉を使っても響くって事なんですよ。


ただし、その言葉を知っていれば、
っていうのが前提ですよ。


そういう言葉を使いながら、
見込客に「何が欲しいですか?」って聞いて、
それを作りゃあいいんですよ。


みんな、自分目線で商品やサービスを考えちゃうん
ですよ。
こだわりが強すぎて、先走っちゃうんですよ。

ひどい人になると、勘や思いつき・ひらめきとか
思い込みで始めちゃうんですよ。
これは本当に、高い確率で失敗します。


私が好きな言葉のひとつに、
「君主論」で有名なマキャベリの言葉で、



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【理想論に走り、人が生きている実態を
見落とす者は自滅する】
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という言葉があります。

意味としては、
「人が生きていくための現実」と、
「人間いかに生きるべきか」というのは、
大きくかけ離れていて、

だから「人間は、いかに生きるべきか」
という事のために、
現に人の生きている実態を見落とすような者は

成功するどころか、破滅するのがオチだ、
ということです。


これはビジネスにも大いに当てはまることで、
自分がやりたいこと、やりたくないことや理想も
大変けっこうですが、

だからといって見込み客の現実から外れた商品や
サービスを売っても、売れるわけがありません。


でもそう言うと「いや、俺はちゃんとお客様の声を
参考にやっているぞ!」という人がいます。


でも残念ながら、結果には必ず原因があります。
それで結果が出ていないということは、
何かがズレているということなんです。

どこかに自分目線や自分のこだわりややりたいこと
を優先してしまっているんです。


はっきりいって、やりたいことなんて、売れてから
やればいいんです。



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何、売れる前からやりたいことを一丁前に
やっちゃってるの?
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って話ですよ。


たとえば芸能界。
デビュー当時からやりたいことなんか、できない
ですよね?


女性は、水着グラビアみたいなことを最初は
やらされますし、
役者だって、エキストラみたいな役しか来ない
ですよね?


最初っからチャンスをもらえる人なんか、ほんの
一握りです。二世タレントとか、ね。


みんな、何らかの下積みというか、やりたくない
ことを経て、今に至っているわけです。


でもそう言うと「俺だって修行してから独立して
いるぞ!」と言う人がいます。
これも同じ。


芸人さんで言うと、関西で売れた芸人さんが東京に
進出しても、関西でやっていたことと同じようには
行きませんよね?

必ず、バラエティ番組でフリートークの腕を試され
ますよね?


一通りの番組には出させてもらえますが、
同じ番組に二週目もお呼びがかかる人は、一握り
ですよね?



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つまりビジネスも、二回、やりたくないことを
やらなければいけないのです。
修業期間(見習い期間)と独立初期の二回。
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。。。話がズレちゃいましたね。


いずれにしても、自分がやりたいことやこだわりも
いいですが、その前に、徹底的に見込み客の現実を
リサーチして、それに寄せたものを売って、

売れてから徐々にやりたいことにシフトチェンジ
していくんです。(あくまでも徐々に、お客様の
反応を見ながら、ね)


なのでこの「見込み客の現実」というのをベースに
商品づくりだったり、メッセージだったりを伝えて
いけば、ビジネスが終わることはないですので

ぜひこの考え方を参考に、あなたのビジネスに
活かしてみてください。


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