ものづくり作家にとって、ネット販売最大のメリットとは

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コラム
こんにちは。

私は、フラワー作品を制作、販売しながらハンドメイド作家さん向けの相談をお受けしているayanaです。

前職は、花屋に勤務しており、実店舗とネット販売両方を経験して感じた、ものづくりをしている人にとってのネット販売の強みを書いていこうと思います。




ネット上にショップを開設して商品を売ることが簡単になっている今、たくさんの商品がネットで売られています。その反面、集客しなければ売れづらい、ネット上にものが溢れているというデメリットもあります。
しかし、ものづくりをしている人にとって大きなメリットとなるのが、
「自分の好きを自由に表現できる場所」だということです。
作家さんの好きに共感してくれたお客様が集まり、作品が売れていきます。
ものづくりにおいてとても大事な部分だと私が思った理由を、これからお話しします。


実店舗で売るための作品を日々作っていて感じたことは、狭い範囲でものづくりをしなければいけないということでした。もちろん、実店舗で好きを最大限表現してやっていけている人もいますが、ほんの一握りだと思います。

店舗のある場所の地域性・物価・住民の価値観で、需要のあるものが大きく違ってくるのです。値段のつけ方、色合い、ボリューム感など、いかに地域の方々に合わせるかが重要でした。お客様のニーズに合った作品づくりや価格設定は、時に売り手が苦しくなる場面もあります。かと言って、店側の希望を通し過ぎてしまうと、わかりやすく売れなくなります。
こういった葛藤の中で作品づくりをしていると、だんだん楽しめなくなりただの作業になっていくのを感じました。
これくらいの値段設定でいきたいけど、高くて売れないかな~
この色は地味過ぎるかな~
自分の好きを抑えることで、売れはしますが心にはモヤモヤが残っていきます。


全国のお客様が対象のネット販売では、自分が作りたいものをつくり、値段の設定も自由です。どこかに自分の作品や想いに共感して、買ってくださる方が増えています。自分の作品に対する想いをいかに写真や文章、動画でアピールするかという課題はありますが、作品制作において自由に表現できることは重要なポイントになります。



ネット販売にも、デメリットはいくつもありますが、「自分の好きを自由に表現できる」ということは、ものづくりをしている人たちにとって、わくわくできる最大のメリットだと感じています。
自信をもって自分の好きを表現できる場がもっと増えれば、よりものづくりの面白さや素晴らしさが浸透し、手作りの価値も上がっていくと願っています。



最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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