今回は自己分析に行き詰まった時の対処法についてお話しします。
これは、キャリア形成のための自己分析をしているけれども、なんだか行き詰まってしまっている方向けの話です。
結論としては、「過去に囚われず、どうありたいかを考えよう」ということです。
私自身、自己分析をかれこれ5年ぐらいやってきました。いろんな書籍やブログを読んで、そこに載っているワークをしてきました。
多くの自己分析は、過去の棚卸しからスタートします。
これまで好きだったこと、得意だったこと、大切なこと、仕事上でどういった経験をしたのか、学生時代どんなことをしたのか、そこから得られた能力やスキルは何なのか、それがどういった業界や職種で活かせるのかという発想からアプローチをすると思います。
しかし、必ずしも、あなたが望むキャリアとリンクしているわけではありません。
行き詰まっている人に関しては、おそらくこれまでやってきたこと、そこから培ったものとこれからやりたいことがマッチしていないという事象が起きているのではないかと思います。
私はこれまでやってきたこと、つまり他者から褒められたこととこれからやりたいことは比較的近しいものです。
まだ全然実現はできていないですが、そこまで行き詰まることなく、この方向かなと思えました。
しかし、自分の過去を振り返ってもピンとこないし、これまでのスキルや能力を考えてもどうにもならない人は、そもそも「どうありたいか」だけを考えた方が良いでしょう。
自分は将来どういったことをしたいのか、そのためにどういったスキルや能力、知識が必要なのかという発想で考えるべきです。
けんすうさんが書いた「物語思考」は、まさにこの部分を指します。
まずは、「どうありたいか」を考えることから始めます。
自分をRPGの主人公のように、どうありたいかを考え、そこから自分のアイデンティティを作り、自分が何かの物語の主人公のように振る舞い、そこから武器を手に入れるように進んでいきます。
この本の中のワークには、10年後になりたい姿を100個挙げて、そこから自分という主人公を作り上げていくものがあります。
そして、自分がなりたいものに近しい人を模倣することです。NLPでいうモデリングに相当します。
この人の良い部分を自分の中に取り入れるアプローチです。
結局、キャリアを考える時には、これまで培ったことから何か生かせないかという発想になりがちですが、真逆で、自分はどうありたいのか、そのために今何をすべきかという発想に切り替えると、うまくいくかもしれません。
参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。