21インターンシップとアルバイトについて

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学び
学生及び学校関係者向けの記事になっています。
この記事では、「アルバイトはインターンシップにならない」という考えに対する私の考えを述べています。


インターンシップ関係の本や記事を読むと「アルバイトはインターンシップにならない」というものを見かけます。
おそらく、そのことを言っている方々は、「アルバイトの仕事=社員から指示されたことのみを行っている作業」のことを指していると私は予想しています。
インターンシップの「無報酬」に関しては、決まり事なので、ここではその事については論じません。
インターンは教育活動の一環という位置づけなので、特に異論はありません。
(個人的には学生に労働をしてもらって利益を得たのなら、報酬を払うべきということは思っています。)

少し反論気味になりますが、私はアルバイト先でもインターンシップの受入先になりえると思っています。
簡単に言うとアルバイト先でもインターンシップが求めていることを達成できればOKという考えです。
例えば、問題解決です。通常、問題解決は社員が行い、アルバイトは問題に関わることなく指示されたことをします。
が、この時、社員と一緒に問題解決をさせてもらえればいいと思います。
ただ、通常は、この問題解決をアルバイトにさせてもらえないのではないでしょうか。問題解決をするにも時間が必要で、この時間を問題解決に使うのか作業に使うのかを判断した場合、アルバイトには作業をしてもらうということを社員は選択することになると思います。

アルバイト先をインターンシップの受入先にするには、インターンシップが求めることができないとダメということは私は理解しています。
したがって、以下の項目などが達成できないアルバイト先はインターンシップ受入先とすることはできないでしょう。
・ビジネスマナーが身に付けられる
・問題解決をさせてもらえる(できれば、問題の一部分についてリーダーシッ
              プをとって対応させてもらえる)
・社員とコミュニケーションが図れる
など
作業場で黙々と作業をするようなアルバイトでは、社員とあまり交流をしないのでそのよう職場はインターンシップに適していないと思います。
職場では作業だけをし、社員と話す機会がほとんどない場合は、ビジネスマナーやコミュニケーション能力の育成ができません。
反対に、インターンシップの受入先でインターンシップに求められていることが達成できない環境(職場)に行っても、意味がないということにもなります。

学校、学生、企業が連携して、インターンシップの求める能力が身に付く仕事内容や職場環境(「期待したい教育効果」を達成することができる仕事や環境)を準備する必要があります。

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