【中医学】辛いかゆい花粉症のメカニズムを中医学で解説

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【相談内容】
春になるとお花見やBBQでウキウキするのですが、花粉症が辛いです。
薬を飲むと眠くなるので、点鼻薬を使っています。

でも、点鼻薬ってくせになるとか聞くし、どうなんですか?

結論からいうと点鼻薬は、ステロイドが入っているので、だんだん効きにくくなってきます。

本日も3stepで解説していきましょう。

1)ステロイドが効かなくなる理由


ステロイドは、酸性のお薬です。鼻の中のむくみ(雨雲)のタンパク質を固めてくれます。

自然界で例えると牛乳のタンパク質にレモンを混ぜるとどろっと固まる現象です。

自然界で起こる現象と体の中で起こる現象は同じ。

ステロイドの点鼻薬は、鼻の中のむくみ(雨雲)のタンパク質を一時的に固めて、鼻水を止めてくれます。

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非常に便利ですが、何年も使い続けると鼻の中の粘膜が分厚くなり、常に鼻が詰まった状態になります。

2)体の中で何が起きているのか


花粉症の原因は
①顔の水たまりが多い
②体の中に熱がこもっている③刺激となる物質(花粉、ほこり、金属)3つの条件が重なったときに、アレルギー反応となります。

この場合、花粉の刺激となるので「花粉症」と言われます。

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花粉症でない人は、
①顔の水たまりが少ない
②体の中に熱がこもっていないそのため、花粉がどれだけ飛んでいても花粉症にならないのです。

花粉症になったからといって、決して諦める必要はありません。

人間ができることなら、あなたにもできる。

やり方を知らないだけなのです。

③刺激となる物質(花粉、ほこり、金属)は、この世の中から除去することはできません。

つまり、花粉は、自分のコントロール外。

じゃあ、自分がコントロールできるものとは?

そう、
①顔の水たまり
②体の中に熱

ですね。

過去と他人は変えられません。
変えられるのは、自分と未来だけ。

3)自分ができること


【目的は】
①顔の水たまりを減らす
②体の中に熱を外に出す

【手段は何でも良い】
①顔の水たまりを減らす
・顔のマッサージ
・辛いものを食べて顔から汗をかく
・岩盤浴、サウナ

②体の中の熱を減らす
・熱を作る食べ物を減らす糖質(米芋パンパスタ)や動物性脂肪(バター豚骨ラーメン)
・旅行に行って発散する
・人と話して発散する
・掃除や断捨離で発散する
・下痢をする

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下痢や血尿は、体の中にエネルギーが集まりすぎて、内臓が壊れないようにするための防御反応であることもあります。

人の体は、健康を維持するようにプログラムされています。

体の中で何が起きているのかを理論的に理解すれば、体調不良に不安になったり、効果のない漢方薬やサプリメントに騙されたりしません。

健康の知識は、自分や大切な人を守る知的財産です。

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